雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

Facebookのアイコンで旗幟鮮明にすることの是非

Facebookのアイコンをトリコロールにすることについて、様々な意見が出ています。こういう意見も出るだろうなと思ってはいたし、違和感はないです。かといって、自分のアイコンを変更したことを後悔してもいないので、簡単に気持ちを書き留めておきます。*1
レインボーの時は設定しなかったのに、なぜ今回設定したのか、改めて振り返ると、安直な話ですがUXが大きいように思います。レインボーの時はURLを調べて入力する手間がありましたが、今回は知り合いがトリコロールを設定してる、横に試すボタンがあるので押す、設定する、という導線ができていたので、深く考えずにアイコンを設定できてしまいました。とはいえクリックする前に何も考えなかった訳でもないのです。

*1:この投稿は日曜日の夜にFacebookに投稿し、月曜朝ブログへと加筆・転載したものです。月曜朝のワイドショーでは、冒頭からずっとパリでのテロ事件のことを報じていました。

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武雄図書館リニューアル時の資料選定にみる指定管理者制度のagency problem

今週のお題「読書の夏」
図書館に詳しい訳ではないが一家言は持っている。自分で使うのは地元自治体の中央図書館と、たまに職場から近い日比谷図書館とか、仕事でちょっとした調べ物があるときは国会図書館なり、内閣府の図書館を使うこともある。できれば大学図書館も使いたいが、本を借りに行くためだけに本郷へ行くくらいなら国会図書館の方が便利だと感じている。でも借りるより買う派なので、自分にとって最大の書庫はAmazonKindleだ。

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大阪都構想 住民投票 雑感

大阪都構想住民投票は僅差で反対が賛成を上回り、大阪市の存続が決まった。橋下氏は政界引退を表明したが、自民・公明・民主・共産が共闘して賛否伯仲という結果を考えれば、大阪市民のかなり多くが今の仕組みに対して改革を求めているとも解釈できる。今回の案は潰えたにしても、これからも地方自治の在り方を模索する議論のはじまりとなって欲しい。

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スマホやめるかはさておき

信州大学の学長が「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」と学生に語りかけたことが話題になっている。スマホのスイッチを切って、本を読む。本はどこで買うんだろうか?図書館で読むのか。折しも首都圏の私大下宿生の生活費が900円を割ったと報じられ、信大生の可処分所得がどうなっているかは分からないけれども、生活費は東京ほどかからない代わりに、バイトの時給は東京ほど高くないだろうことは察しがつく。

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解散を巡る徒然と若者の政治活動に就いて

金曜の昼過ぎ、だらだらと霞ヶ関から永田町へと歩いていたら、何やらテレビクルーで騒がしい。さっきスマホ衆議院解散ってプッシュ通知が入ってたな、もし自分の仕事がボスの一存でチームごと解散になって面接からやり直しだったら困るなと、数日前にFacebookで深刻な書き込みをしていた議員さん達の顔を思い浮かべ、480人のうち何人が議員会館に戻ってこれるだろうと思案しながらトボトボと歩いた。つくづく政界一寸先は闇とはよくいったものだ。

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データ持ち出しを助長する名簿転売の抑止が肝要

ベネッセの情報漏洩事案では、委託先の派遣社員が犯行を認める供述をしているようだ。最初から情報を盗む目的でベネッセに潜入したのか、ベネッセでのDB管理業務に携わり始めた後から犯行を持ちかけられたのかなど、今後明らかにすべきことは多いが、実行犯が自供したことで、今週からはフェーズが変わって、1.再発防止策、2.原状回復・補償、3.制度の見直しについて議論が始まるのではないだろうか。

SEのIDで顧客情報がコピーされており、任意の事情聴取に「名簿がお金になると思った」と、持ち出したことを認めたという。
 ベネッセ関係者によると、DBの保守・管理を担当するグループのIT関連会社「シンフォーム」(岡山市)の東京支社(東京都多摩市)で昨年末、SEのIDが使われ、顧客情報が複数回コピーされた痕跡がパソコン(PC)に残っていた。SEが支社に出入りした記録もあった。

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ベネッセが埋めた名簿屋のミッシング・ピース

数百万件規模の個人情報漏洩であれば、過去にも10年前のYahoo! BB事件を筆頭に諸々あったけれども、それが実際に名簿屋で売買され、漏洩元の競合他社からDMが届くなど、露骨なデータ活用まで確認された事案としては史上最大規模ではないか。我が家にもジャストシステムからDMが届いたし、子持ちの知り合いには軒並み届いているようだ。データを販売した名簿屋が堂々と宣伝しているのも新時代の到来を感じさせる。別会社までつくって大層な力の入れようだが、社名と代表者を変えても同じCMS、キャッチフレーズ、代表挨拶、住所では頭隠して尻隠さず、よほど大きなビジネスチャンスと期待したのだろうか。こうやっていくつもの会社をつくって個人データを転売されてしまうと、個別にオプトアウトしても意味がなくなってしまう。

弊社が提供する通信教育サービス等のお客様に関する情報 約760万件(最大可能性 約2070万件)
・郵便番号・お客様(お子様とその保護者)のお名前(漢字およびフリガナ)・ご住所・電話番号(固定または携帯)・お子様の生年月日、性別

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