雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の昼飯: 羊の脳味噌カレー

今日は同期入社のAさんを誘って,近くのひつじ屋で「羊の脳味噌カレー」を食す.午後なんか眠いというか,頭がぼーっとした感じ.すわ,スクレイパーか... 前にisedで話したら引かれたけど,ぼくは生の牛脳味噌とか脊髄が大好きで,BSE対策で危険部位を食べ…

「エリート教育」改め「学校の脱学校化」或いは「個別教育」の可能性

もはや往復書簡になっていますが... 清水さんが行きたいかどうかは別として,彼のプログラミングスキルと問題解決能力を欲しがらないIT企業はそうそうないと思うのですが... ところで清水さんの定義でいくと,例えばハーバード大をドロップアウトしてマイク…

読了 面白くないというのとも少し違うのだけれど

白石一文の小説って最近も主人公は結構イヤミだけど,昔はもっとイヤミだったんだな.なんかこう,高橋和巳に微妙に似ているんだけど,白石一文の方が内向的で,ストーリーがしょぼい.そういう時代なのかな.この繊細さで「わが心は石に非ず」や「邪宗門」…

結局のところ官僚ってどうよ/でもやっぱり神は細部に宿る

官僚に批判的な国民感情ってマスコミの「とりあえず官僚を叩けばいいさ」的な報道とかに起因していて,でもそれって実は勉強特権階級内の階級闘争じゃねーのという気が激しくしているのだけれども,じゃぁマクロ的な数字が日本の公共部門の効率性を示してい…

懐かしのモバギ2

まだ前の会社のオフィスが神谷町にあったころ,出たばかりのモバギ2を買ったら,確か自分の斜め後ろに座っていたTさんから「それR4000が載ってるんだよね.NetBSDを移植するから貸して」といわれて断った記憶がある. やっぱ瞬時に立ち上がって電池で動くテ…

活字の定義と漂浪する職人について

いや,活版印刷からDTP版下製作+オフセット印刷に変わった時点で活字離れではないかとボケをかまそうとしたんだが,活字が鉛の棒ではなく印刷した文字を指すとすれば,激しく外している. ところで中学・高校時代,ぼくは新聞部にいて夕方よく印刷屋に入り浸…

なぜエリート教育が必要なのか

ぼくと清水さんの間に正直なところ大きな意見の違いはない.多くの人が英語を話せるに越したことはないし,車輪の再発明などもっての他.もっと海外をみろよ海外を,本を読め本を,ということ自体に全く異論はない. とゆーか清水さんは世間の基準でいうと十…

わたしのキャリア戦略

いまの会社で面接を受けたときに「あなたのキャリアゴールは?」といわれて即答できなかった.僕は何かを目指すような余裕はなくて,目先の価値創造で精一杯なのだ.僕は基本的にゲリラ戦が好きだ.世の中の大半のひとが僕よりも努力を惜しまず,真面目で真…

成熟社会の中で承認欲求をどう満たすか

ぼくは例のエントリを書いたちょうど1年前『虚妄の成果主義』を読んでいて,けっこう納得していた訳だ.なんか思考が堂々巡りしているというか,5月病の一種なのか.ぼくが『虚妄の成果主義』に違和感を感じたのは1点のみ,経営者に「キャリアパスのために成…

便利な言い訳

価格.comしかり,捜査の妨げ云々ってのは洋の東西を問わず便利な言い訳のようですね Visaは、自分たちは警察の捜査に協力しており、MasterCardがカード利用者に事実を伝えたことが捜査の妨げにならなければいいが、と話している。

学生だけでなく企業にも問題や社会的責任が...

早速のレスありがとうございます.素晴らしいアドバイスだと思います.ただ,業界によるのですが,見習いを受け入れる余裕とか仕組みを持っている職場環境かどうかですね. いまは人事システムの過渡期というか,誰も継続性とか人材育成のことを考えずに即戦…

携帯電話はなぜ失敗したのか

携帯電話は儲かっているうちが華で,一応まだ儲かっているようだから失敗と決め付けるのもなんですが... CDMA技術はもともと1980年代に軍事技術として開発されていて,この辺は前に「技術の流れを読むには安全保障への理解が不可欠」で書いたので,失敗につ…

どこをみているかの違いだと推察するのですが...

勝ち負けの指標にもよると思いますが,そう捨てたものでもないでしょう.少なくとも生産額や研究開発投資,総付加価値でみると総合的には依然として日本がこれらの国を圧倒しています.清水さんはプロダクトアウト型のソフト産業を中心にみているから,過度…

送信ドメイン認証が微妙で,これが検閲じゃなかったら何だ?

要はお上がコントロールできればいい,ということ?執行の主体が民間としても,こんなことをすれば実質的には憲法の禁じる検閲に当たると思うのだけれど.まぁ,憲法9条の下で自衛隊がある国だから,どんな解釈だってやればできるのかも.はぁ teltel曰く、"…

not 好きなことを仕事にする but 憧れていることを仕事にしようとする?

脱サラして以前から好きだったことを仕事にするのなら,それは非常にライフ・ポリティカルな動きだと思うのですが,学生さんがアルバイトしながら夢を追っかけるのは,きみきみ,それは好きな仕事じゃなくて憧れている仕事だろう,と思うのです. ぼくの場合…

消防庁のドメイン期限切れに対する疑問

そもそも消防庁がfdma.go.jpというドメインだったことも初耳なら,go.jpドメインって誰でも取れるんだっけ?という疑問もある.それ以上にどんなシチュエーションで消防庁がクレジットカード番号やオンラインバンキングのID・パスワードを要求すると,自然な…

セルフ・マーケティングできるマスコミ人,できないマスコミ人

R30さんからの意見に基本的には賛成.ただ,会社の看板と自分の能力とを冷静に腑分けして考えられているヒトがどれくらいいるんだろうか,とか,マスコミの人々って結構いそがしそうにしてるけど,副業やってる暇あるんだろうか,とか,学生の頃からライター…

男女平等は結構だが,キャリアを絶たれた専業主婦をどうするのか

今後,少子化をできるだけ移民などを入れずに乗り切ろうと,政財界ともに労働力率向上に資する施策を打ってくる.例えば税制であったり三号保険者の問題で,旧態然とした専業主婦家庭には不利な制度改革が続々と行われるんだろう. それを男女平等といえば聞…

高学歴女性はスローダウンできるのか

とても恵まれた役所なり学校なり外資系大企業とかにいて,マイペースでキャリアアップできる女性というのは確かにいて,身近でみていても尊敬しちゃうんだけれども,制度が整っている会社は限られているし,ましてや実践できる職場環境ってさらに限られてま…

「収入が下がって好きなことやってる方が幸せ」という選択肢があるのか

心のリスクヘッジになる,という意味では賛成なんだけど... 何をやりたいかにもよるんだけど,野望によっては収入を下げるという決断をしても,好きでもやらせてもらえない仕事も結構ある.とはいえ,勉強中毒な人々の中には,本当にやりたいからではなくて…

電車男は大丈夫だったんだろうか/Blogと恋愛との微妙な関係

ぼくは電車男が実在していたか知らないのですが,もし実在していたら電車男ブームのどこかで2chで相談しながら付き合ってたことエルメスにばれて,全てのやりとりを読まれちゃったりして,ひょっとすると修羅場になるのかなー,という気がするのです.で,先…

blogpet "寂寥" を飼いはじめました

魯迅からとったので,何となく中国っぽいパンダです.いやー,どんな言葉を話すんだろうblogpetモジュールの公開について

わたしのチープ革命

記者志望だった僕はたぶん,チープ革命の恩恵を最も早く受けた部類ではないかと思う.当たり前過ぎて忘れてしまいがちだけれども,活字の世界は最も早くチープ革命の洗礼を受けた.もしネットがなかったら,人生に不器用で学歴も高くなく,なまじプライドは…

英語教育の変遷

コミュニケーション重視は,ごく最近のことですね.戦前の英語教育なんか,まさに学習と理解のための英語でしたし,それによって富国強兵,殖産興業を成し遂げた訳です.戦後も受験戦争華やかかりし時代までは,コミュニケーションに使えない,学習や理解の…

僕の英語遍歴

僕は大の英語嫌いだ.英語の成績が理由で中学で留年し,高校を中退し,大学でも留年している.けれども予備校時代からByteやWiredを読んでいたし,Javaは日本語の教科書が出る前からDuke本で勉強したし,大学1年の時にはフリーランスで外資系半導体会社でコ…

どこに追いつくんだ?

外語教育が重要という主張には賛成だけど,「日本以外」といいながらアメリカしかみていないような気がするのは気のせいかな. ただ、僕の主張はあくまで「外語教育、外語知識への認識が低いから日本は日本以外の国々に追いつくことができない」ということで…

外圧を利用する日本人は国賊だ

そうなんだよ.表向き「外圧」を理由にすることは戦後日本で非常に典型的な政治手法だけれども,右も左も平気で海外の虎の威を借ろうとするもんだから,情報が海外に筒抜けだわ,内政干渉の口実を与えるわ,非常にまずいことになっている. ロッキード事件も…

正しいコンテンツ政策

というか,どうせ衛星放送のトラポンだぶついているんだから,アジアを皮切りに番組の相互供給でも始めて,そこら中で日本のアニメが流れて,滞在中の外国人たちが母国語でテレビを見れるようにするといい.ついでにCM付きでP2Pに流してしまってもいいと思う…

いまの僕もこんな感じだし,結構ヤバい

よほど意識して生きていかないと、社会のいたるところに、村の掟に従いさえすれば変に甘い「村社会」的ルールが張り巡らされていて、若くて優秀な人材が体よく消費され、だんだんと組織の外で使い物にならない人に変えられていく。 これすごく怖いんですよね…

なぜキャッチアップ戦略が毎度コケるようになったか,もっとよく考えたほうがいい

戦時中なら、MicrosoftのOSを倒すために国は死にものぐるいで優秀な研究者を集めて新しいOSの研究に国費を投じたかもしれません。ところが日の丸OSとしてのTRONやSIGMAといったものは全て駆逐されてしまいました。しかも他ならぬ外圧によってです。この部分…