2007-01-01から1年間の記事一覧
上野で飲みながら小耳に挟んだだけなので確かめた訳じゃないけど、いまどき本郷でさえCのポインタを理解できない学生がいたり、やれRubyだAJAXだと騒いでいるらしい。いやRubyは素晴らしい言語だし、ちゃらけた文系学生にプログラミングのイロハを教えるには…
これって一昨年くらいに経産省がやった実証実験ですか?ってそうではなくて、米IBMが5年後に生活を一変させるイノベーションとして挙げたリスト。どれもネットワーク効果の高いインフラ系技術で国によって実現度は大きく違いそうだし、日本に住んでいると議…
ここ数日、風邪をこじらせて調子が悪い。今日は出社してから、ちょっと回復。いろいろ書きたいこともあるが煮詰まらない。年末へ向けて本を買い貯めていて、書評を書く前に関心が次へ行ってしまう気もするので、今日こんな本を買いましたよ、とか書いてみる。
日本で真面目にクラウド・コンピューティングへの取り組みを表明しているのは楽天くらいだが、米国をみてもGoogleの他はAmazonとかMicrosoftくらい。IBMはGoogleと組んで大学向けの取り組みをプレスリリースしていたが自分でやる気があるかは分からず、HPも…
そうそう人月はなくならない。世界の何処だってヒトを売るときは人月だ。同じヒトを買うならユーザー企業が直接雇用した方が方が安いし組織の壁がなく合理的だ。米国で日本よりパッケージの活用が進むなど合理的な情報システムが構築されやすいのは、一時的…
情報サービス産業が3K7Kといわれて若者から敬遠されているとか、受託開発からパッケージやSaaSに移行すべきだといった主張を聞く機会が増えた。確かに3K7Kといった辛い現場もあるだろうが楽しい前向きな世界だってあるし、仮に情報サービス産業が構造的な問…
なんか時代の空気みたいなもので確証はないが、今年は地デジにとって音楽に於ける1998年のような年になりそうな気配を感じる。1998年って韓国でMPManが商品化されてNapsterが開発された年だ。ほんの十年前、CDをリッピングしてFTPやCD-Rで交換していたのは限…
献本御礼。本書は佐々木俊尚氏の面目躍如、期待に違わず同世代起業家の人物像が活写されていて、読むと何だか元気になっちゃうところが素晴らしい。ビットバレー華やかかりし頃にも似たようなヨイショ本が諸々出たが、本書が5年後にイタい本と評価されるのか…
昨日は国際会議の懇親会からホテルに戻ると10時過ぎだった。飲み直そうとタクシーで木屋町に向かい、一昨日ストリートミュージシャンと遇ったところを通ったが誰もおらず、高瀬川を渡って猥雑な街をぶらぶらし、路で客引きしている若く無垢な感じのおねえち…
昨晩から国際会議を手伝うため京都にいる。新幹線を降りて地下鉄を乗り継ぎ、ホテルに着いたときは夜10時前だった。飲み屋を探して投宿している五条烏丸から徒歩で四条の商店街をとぼとぼ、高瀬川のあたりまで歩いて川沿いへ曲がるとアコースティックギター…
最近ちょっと悩んでいる。自分のやりたいこととか、よく分からない。やってて楽しいことはある。やるべきこともある。いまの自分にできていないことも見えている。けれども、やってて楽しいことを追っかけて、やるべきことをやって、できていないことを埋め…
わたしはMiAUとは意見を異にしているが、白田氏や津田氏、八田氏といったMiAUの面々が著作権について深く勉強され、状況によっては建設的な提案のできる常識人であると信ずる。彼らがMiAUを通じて活動家に転じたのは、まさに岸氏が指摘するような「現行著作…
このところ誰も彼も雲のことを語るようになったが、ぶっ飛んだ話がないね。1980年代後半くらいから分散OSでプロセス移送とか、Plan 9やInfernoのような分権モデルとか、ひところ騒がれたJava SpacesやJiniの黒板モデルとか、エージェント指向とか、面白いコ…
はてブで読めるところがまた面白いんだが、これって著作権法的にどうなんだろう。魚拓をしらみつぶしに消すことは現実的じゃないし、活字媒体と違ってネット媒体で記事を取り下げるというのは、却ってアテンションを高める点で、記事を取り下げて欲しい関係…
そうか僕が「雑種路線」という言葉で表現したかった何かは、本書でいうところの「けものみち」だったかと腑に落ちた。これまで漠然と属人的にしか語ることのできなかった時代の転換期を生きる知恵のようなものが、精緻に言語化されている。IT産業に身を置く…
僕もつい受け狙いでチクリチクリやってしまう口だが。要は褒めるより貶す方が簡単というか、世の中には鋭い切り口で物事を斬っている文章は数多あれど、鋭く褒めている文章ってあまりないんだよね。だいたい評論家というポジショニングそのものが褒めるより…
阪大の新しいロボットってば確かにカワイイ。しかしロボットに惚れるか?まぁ二次元に惚れる奴がいるんだから、似たような意味でロボットに惚れる奴がいても不思議じゃあない。どっちも本当の意味では双方向ではないし、ヒトではなく人工物に対するフェティ…
自分がもろメタボ予備軍なので気になる記事。今月の文藝春秋にも「ちょっとメタボが一番長生き」という大櫛陽一氏の記事が出ていた。デブは健康に悪いから摂生しろといわれると何となく納得しそうだが、もし指摘通り統計的根拠ないとすれば如何なものか。基…
たまたま冨山さんの話はいちど聞いたことがあって、その時もカネボウの現場の化粧員販売員が如何に優秀で、会社に対するロイヤルティが高いかを話していらっしゃった。継続的雇用による熟練が必要なのは潰しのきかない現場の労働力で、ホワイトカラーなんて…
なんかはてブってば情報サービス産業の悲惨さを訴えると急速にブクマが伸びるものらしく、お前らダラダラ職場からブクマチェックしないで、とっとと帰れよと思うこともあるが、きっと帰れない深い事情もあるのだろう。 しかし分かってないなあ。10兆円台に乗…
著作権分科会の「法制問題小委員会中間まとめ」と「私的録音録画小委員会中間整理」について、パブコメ締め切りが来週いっぱいに迫っている。興味のある方はMIAUのパブコメ・ジェネレータとでも相談しながらパブコメを出すかどうか検討しては如何だろう、と…
なんか日経1面に載ったね。androidがGoogleに買収された時点で誰もが予想していたことだが。てっきり垂直統合でiPhoneのようにODMにつくらせて通話料をレベニューシェアするのかと思いきや各社に対して普通にOSを供給するの?事業モデルの詳細がまだ分からな…
僕も含めて嘆くばかりが能じゃない。実態のみえにくいIT産業について、学生に目に見えるカタチで伝えようぜって心意気は買うべきかも。実際のところ一部の情報サービス産業が不人気なだけなのに「IT産業が」とか大上段に構えるからおかしな話になっている気…
小野さん面白過ぎです。敵いません。ごめんなさい。彼も徹夜とか結構キビシイ仕事をしてることも少なからずあるにしても、このblogにあるのように明るく笑い飛ばせる働きをしているんだろうなぁとか想う訳ですが。そういう楽しさを共有できるだけで、周りは…
(正直なところ、この意見は間違っていたかも。ブクマコメントにあるように、この手のお金は分配が不透明である点が問題。再配分の仕組みは既にあるのだから、透明性を高めるために技術的手段をうまく活用していくこと、権利者を代表することの正統性が市場で…
情報サービス産業が不人気で、なかなか望む優秀な人材が採れないという。しかし頭の勝負な世界で、コミュニケーション能力に長けてチャレンジングで好奇心旺盛な人だったら、同じIT業界でも入社してどんな仕事に放り込まれるか分からず専門性を活かしにくい…
学校新聞をやっていた中高時代、学生紛争の時代だったらもうちょっと面白かったかもねえ、とか考えたこともあった。たまたま大学に入って仕事を始めたタイミングと日本でネットビジネスが立ち上がったタイミングが同じだったから、体よくネットバブルに巻き…
されたらしいです。blog partsを貼り付けようとしたのですが、はてなが対応していないようなので、リンクを貼っておきます。気が向いた方は投票してください。
群衆の叡智サミットに参加してきた。まぁ予測市場とかオープンソースとか諸々の話があった訳だけど、結局のところ群衆の叡智って何だろう、とか考えてみると、いろいろあるんだけど、ひとりの個人がindividualとしてのsocial bihaviorと、mobsとしてのsocial…
初音ミクの画像がGoogleやYahoo!から消えているで検索できない件。サムネイル検索のgoogle:ニコニコ site:youtube.comをみても初音ミク関連だけ不自然になくなっていて、誰かが手作業で削除したようだるのだが、Yahoo!もGoogleも意図的削除はしていないとい…