雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

エジソンの直流固執と日本電気の創業

「なかのひと」でみるとNECや日本ユニシス、富士通の方が熱心に読んで下さっているようだし、ちょっとしたトリビアをひとつ。知っているひとは知っているが、日本ユニシスも日本SGIも外資ではなく日本企業である。*1日本ユニシスの筆頭株主は三井物産で、日…

信ずる者は救われる

突っ込んでも詮ないが。俺もつい近道を探す一発屋だけど、一発屋って地道に努力しているたくさんのひとがいるから食えるんだよ。みんなが一発逆転のために鋭敏なアンテナを張り巡らせて空回りしてたら、世の中たいへんなことになる。多くの人が「地道な努力…

公務員人事制度改革への期待

公務員制度改革について、かなり真面目かつ過激な議論が行われているようだ。本質的には正しい方向性ではあるんだけど短期的には仕事が回らなくなりそうで心配。公務員倫理法のときのように情報の流れが遮断されて政府の政策形成能力は短期的には下がるかも…

未踏の次にすべきこと

なんか一昨日のエントリが/.edされてアクセスが急増している。書き込みをみていると未踏批判を噴出させてしまったようで、なかのひとによるとIPAの方も読んでいらっしゃるようだし、ミスリードのないように補足しておきたい。未踏は大事な問題に取り組み、一…

緊急フォーラムへ向けて有害コンテンツ規制の論点整理

コンテンツ政策フォーラムが21日、慶應大学三田キャンパスで未成年者向け携帯フィルタリングサービス原則化についての緊急シンポジウムを開催する運びとなった。情報通信政策研究会議も1月30日に国際大学GLOCOMで有害コンテンツ規制についての緊急シンポジウ…

天才機関説と未踏の次

RubyのMatzさんがBruce Eckelのエントリを紹介している。この2:8の法則を掛け合わせるという論法は他にもいろいろ使えそうな感じ。例えば、8割のプロジェクトは失敗と見なされており、成功した残り2割のプロジェクトを牽引したのはそのうちの2割なのだ、とか…

ロスジェネは誰と闘うのか

僕は就職氷河期時代ど真ん中の正規社員だ。学生の頃から請われて正社員になり、ふらふら他の会社も手伝いつつ5年前に今の会社へ転職した。中学で留年して高校も中退したし、理屈が達者で気配りは乏しい方だから、NEETのこととか他人事とは思えない。周囲で就…

有害サイト規制の経緯を学ぼう

民主党の有害サイト規制法案に対する小飼弾さんや中島聡さんの反応をみていると「表現の自由」なり「通信の秘密」を前面に押し出したナイーヴな反応に終始しているようにみえる。けれども未成年が対象であれば、サイト削除義務もフィルタリング義務も憲法で…

有害サイト規制の前に議論すべきこと

来る通常国会では先日報道された未成年の携帯電話に対するフィルタリングの既定有効化だけでなく、有害サイト排除へ向けた独自法案の提出も準備されているようだ。わたしも三児の父として子供たちのネット利用に当たっての安全には強い関心を持っているが、…

ポータルとブラウザの終焉

大学が決まってライター駆け出しの頃、最初に書いた記事は98 Magazineのコラムで、IE 3.0とブラウザ戦争の足音を告げるものだった。当時はNetscapeの優勢を疑う者はおらず、時代を先取りする記事だったと今も自負している。今年2月でNetscapeブラウザのサポ…

「文化的雪かき」を超えて

知的生産の定義がはっきりしないんだけど、それってきっと教わることじゃないよ。ひとことに創造にまつわる仕事といっても、誰にでも出来て、必要に応じて身につけさせられる「文化的雪かき」的な仕事もあれば、内発的動機に従って自分から獲りにいかないと…

2007年を振り返る

あけましておめでとうございます。当blogは相変わらず迷いっぱなしの堂々巡りですが、引き続きごひいきのほど、何卒よろしくおねがいします。 今年の抱負は、言いっぱなし、書きっぱなしにせず、もうちょっと計画的に物事に取り組んで、分析だけでなく行動や…