雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

自分で考える習慣は何処からって

やっぱ周囲に対する幻滅から入るんじゃないかな、親であろうが他人を信用できないっていう。すげー下らないが僕が中学受験した時、親から「いい学校に入ったら虐められなくなるよ」っていわれた。いい中学には入れたが、やっぱり虐められた。後から振り返る…

大衆の憂鬱

なんかオルテガの『大衆の反逆 (中公クラシックス)』で読んだような事が書かれている。冒頭しか覚えてないんだけど、世の中には何もしなくていい時に何もしないひとと、何かせずにはいられないひとがいて、もともと後者が貴族って呼ばれていたんだが、世襲で…

君とりあえずプラットフォームって禁句ね

最近ちょっとプラットフォームって言葉が気に入らない。あちこちでキーワードとして出てくる割に、何を指しているか分からない場合が多いし、けれどもその言葉を当てはめると、何となくモットモらしくなってしまうからだ。ややこしいことに、事後的にプラッ…

融合する悪夢 - 2016年 日本国民が表現の自由を手放すまで

いや最近ちょっと自分でさえ時代のうねりに流されているんじゃないかという不安があってさ、近未来で想定し得る悪夢のような展開を考えてみた。この妄想は何か政治的に意図して書いた訳じゃない。こういうことも起こり得るだろうという思考実験に過ぎない。…

問題を起こすのは利用者であって媒介する仕掛けではない

出会い系とか学校裏サイトでのいじめとか掲示板での中傷とか、突き詰めれば愚かしき人と人との問題でしかないが、ハイテクの衣を纏った媒介者が介在することで、その媒介者さえ再設計すれば犯罪が抑えられユートピアが現出するという幻想を誘発してしまう。…

埼玉県の防災ブログはどっちもどっち

この事案は総務省の研究会でも楽天がアピールしており激しく今更感が漂うのだけれども仕込み記事だろうか。例えば僕が勝手に楽天ブログで「○○県の防災情報」とかいうサイトを立ち上げたのと区別がつかなくても困るので、自治体はちゃんと独自ドメインでサイ…

日経ITプラスに寄稿しました

トップページからもリンクいただきました。年齢情報によるゾーニングを軸とした提案になります。 よりよい未成年保護へキャリアは「年齢情報」開放を - モバイル-最新ニュース:IT-PLUS

文房具を遠く離れて

文房具は高校時代に凝っていた。印刷屋に頼んで特注の原稿用紙をつくってもらったり、ペン先が金の万年筆を買ったり。文房具としてPCやPDAをみたとき、技術革新が一進一退というより退化していることが結構ある。ある時期いいバランスの機器が出ても気付くと…

少子化対策を標榜するなら自転車3人乗り禁止の延期を

既に見直されたようですね。専用自転車の開発が課題となっているようですが、既に数万円する前籠自転車を買っている訳で、できれば数年間の経過措置を望みます。 うちのように3人の子供がいる家は自転車で外出するなということか。子供2人を保育園に送れなく…

専門性を持たず外資を転々とするのも会社にしがみつくのも根は同じ

点々転々ってのはさておき。僕は外資1社目だから転々としてないよ。25歳でネット系ベンチャーから外資系ソフト大手に転じて6年目に入った。周りには2年か3年で転々とする先輩が結構いる。就職ならぬ入社の意識が強い日本人の常識と照らすとクレイジーだが、…

携帯ソフトスタックの肥大化と、一本足打法のリスク

モバイルビジネス研究会の結論が出た時点で端末メーカーの再編は予想された動きだが、タイミング的に三菱電機の撤退に続いてソニー・エリクソンがドコモ向け商品化計画の一部見直しを図っているとなると、SH-Mobile G3向けの共通プラットフォームのスケジュ…

変革へ向けた各々のリーダーシップ

帰りの飛行機で『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)』を読みながら東京に戻った。東大じゃトップノッチのエリートはとっくに日本企業を見捨てているとか書かれていて、そりゃそうだろうと頷く。じゃあ血税を突っ込んで育…

テレビを乗っ取りつつあるWii

AcTVilaのやりたかったことってWiiニュースチャンネルが一番うまく実装しているとは思っていたのだが、Wiiが本当にテレビと連携するようになるとは。これでニコニコ動画とかIPTVの端末となるチャンネルもつくって地上波とネットとがシームレスに競争する世界…

はじめにことばありき

まあブログに書き殴るだけじゃ世の中は変わらない。それは確かだ。けれどもブログを人脈・権力・資金力でレバレッジして少しずつ世界を動かすことはできる。例えば僕に何かを聞いてくる新聞記者たちは、僕に質問する前にブログで僕の主張や僕の持つ情報を一…

渉外屋としての残り時間

来年度から経団連の高度ICT人材育成で九州大学の非常勤講師を引き受け、シアトルから成田についた足でそのまま福岡に飛んで熊本での合宿に参加した。僕が取りまとめを担当する『高度ICTリーダー特論』なる集中講義にid:lalhaやid:masays、id:shi3zとか誘った…

フラットな世界が脱童貞を阻害する

中学の頃からデートはしてたけれど僕の立ち位置は3か4。校内では4(被攻撃層)で、社会的には3(鬱屈層)って感じかな。あの時代にネットがあったら僕も暴れていただろうなあ。けれどもネットじゃなくて、高校新聞で本当に良かったと思う訳ですよ。

突っ込みどころ満載の自民 青少年特別委案

民主党に続き自民党青少年特別委で検討されていた有害コンテンツ規制の原案が明らかになった。記事中にもあるように自民党でも規制自体に慎重論があり、これから党で横断的かつ冷静な議論が尽くされると聞いているので危機感は強くないが、せっかく叩き台が…

時間泥棒

日本に戻ってきた。飛行機に乗ったのは5日だが帰国は6日。それでブログに穴を開けてしまった。悔しいのでバックデートする。これから追いつくといいのだが。いつも飛行機に乗る時は山ほど本を買い込む。今回も10冊ちょっと買い込んで行き帰りの飛行機で読ん…

ネカフェに相談員派遣してどうすんの

内閣府のサイトをみた限りブツが上がっていないんで記事をみての印象論になるが、読めば読むほど寝惚けた政策である。最初は御用学者をひっぱたけって書こうとしたんだが、名簿を確認すると学者はひとりで女性の割合が異様に高い。 運動家と企業のお偉方ばか…

テレビの亡い生活

まだ眠くて微睡んでいたら、妻が起きてテレビを立ち上げWiiFitを使い、それから長男がプレステ3で「まいにちいっしょ」をやっている。長男が登校すると今度は次男と三男がWii Sportsで遊ぶかオンデマンドTVで「初代ウルトラマン」をみるかで喧嘩している。ど…

幻想を超えて

キャリアって経路依存性の強い問題だから、今のロスジェネが人生を好転させるには、恐らく自力で頑張るしかない。政府は諸々試みざるを得ないにせよ、銀の弾丸はないだろう。では就職に苦労しなかった世代が順風満帆かというと、恐らくそうでもない。今のバ…

印象を捨てて現実とどう向き合うか

今日から海外出張で米国入り。行きの飛行機で何冊か読んでいたら眠れなかった。いま寝たら負けだと思うのでブログを書く。『犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)』は犯罪白書を執筆し刑務所に勤めたこともある元法務官僚が犯罪統計の正しい読み方を…

31歳になった

30代で最初の1年は、あっという間だった。この調子で進むと30代なんて一瞬で終わってしまいそうで怖い。目指した政策屋としては漸く脂が乗ってきたというか、現実的な提案をつくって通せるようになったし、漫然と環境を受け入れるのではなく自分から諸々仕掛…