雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

批判的批判と建設的批判の彼岸

結局のところ何のために書くか、状況にコミットしようという姿勢を見せるかということじゃね。一方的に決めつけたり否定する、議論に勝ちに行こうとするんじゃ先がないけれど、対話の回路を開いているから次に繋がる訳で、それをネガエンとしか読めない可哀…

あいまいな日本のニコニ・コモンズ

僕がニコニ・コモンズで評価しているのは、後からクローズドにできるところ。これはisedをやっていた時分、東浩紀がCCで作品を発表し難いと指摘していた点だし、僕がSDの馮編集長と相談して三酔人電脳問答をWeb先行公開した時、刊行の可能性を潰さないために…

精神に影響を及ぼす表現であっても規制されるべきでない

残虐なゲームが犯罪に与える影響についてはメディアスタディの先行研究が結構あるので、新たに調査・研究したところで大きく結論が変わるとも思えないが。現政権ならそういうことに予算を出すかも知れないし、研究が捩じ曲げられるのでなければ、社会学者の…

遠からず情報商材とか広告仲介業者の社会的責任も問われるかもね

こういうのに騙される馬鹿が結構いることが驚きだが、エビ養殖詐欺が850億円も集めたなんて話を聞くと世の中そういうものかもね、と妙に納得してしまう。あの誇大広告が本当なら情報商材のアフェリ屋とか、とっくに上場してるだろ、と思う訳ですよ。 こうし…

燃え上がれ、はてブ

巷でネガコメ問題が騒がれていて、これは有名税のようなものと諦めているけれど、僕の場合はアクセス数の割に酷い目には遭っていないのだろう。むしろトラバスパムが深刻で、気付いたら丁寧に消している。一部ブクマ系日記からのトラバは、スパムに等しいの…

視野を広げるには、快適な領域から踏み出す

英語だと"Step out of your comfort zone"とかいうコトバがある。得意だったり、慣れていたり、既に自分が認められている領域から踏み出して、苦手なことに手を付け、新しいひとと会い、不確実な世界へ行こう、と。 僕も今の会社に入ってから、英語で仕事す…

あまりに産経的な

そもそも加藤はジェンダーフリー教育を受けていたのだろうか。ジェンダーフリー教育以前である戦前や昭和30年代の方が通り魔事件が多かった件について、さかもと未明はどう説明するのか。そもそもジェンダーフリー教育なるものが幅広く教育現場で行われてい…

ゆっくり世の中を動かす10の心がけ

肩を怒らせて必死に主張しても、世の中って変わらない。どんな考えを持とうが勝手なんだけど、状況を変えられた方が面白いよね。これまで、少しずつだけど世の中を動かそうとするときに、僕が気をつけていることをまとめてみた。

誰がケータイを値上げしたのか

これは去年のモバイルビジネス研究会の件で、僕も議論に参加したので覚えている。僕の意見は販売報奨金は禁止しないが、端末を買い換える余裕のない利用者の通話料で頻繁に端末を買い換える富裕層を補助するのは逆進性が高いことは問題なので、報奨金なしの…

ロスジェネ言説を自己憐憫の道具として消費すべきじゃない

文化系トークラジオLifeのアキバ事件を扱った回を一通り聞き終えた。僕もブログで加藤をダシに製造業派遣を批判したり普段からロスジェネとして社会批判している訳で、かかる言説に対する違和感は耳が痛いし甘んじて受けるし、自分が何のために事件を論じた…

親の責任は人生で取るんだろうな

親もいろいろ、非コミュだったり、飲ん兵衛だったり。増田が親や教師が完璧じゃなきゃ許せないとか思っているなら子どもだよ。親は子に対して、人生で責任を取るしかない。加藤の親も、これから償うんだろう。償って償いきれるもんじゃないし、結果責任は免…

電子書籍も電子貨幣も 新しい革袋に古い酒

ケータイ小説がミリオンセラーとなったところで出版文化のネット化は面白いほど進んでいる気がするし、家電メーカーの電子書籍リーダーが売れなかったところで気にする必要。結局のところ新技術で既存の何かを模倣しても駄目。新しい文法に合わせて、新しい…

寄稿: クリエーターへの「補助金」は日本の競争力を高めるか

私的録音録画補償金について、もうちょっと真面目に考えて寄稿したよ。本当は今時のレーベル経営について踏み込んだ指摘をすることも考えたんだけど、業界外から突っ込みを入れるには余計なお世話だし、手元に数字とか証拠がなかったのでボンヤリとしか書か…

集団ヒステリー的な対応

誰かが陥れたのか、周囲が落としどころを勘違いしたのか。こういうところで誰も国際標準っていわないのは、どういうことなんでしょうかね。観光地に落書きする体育脳の阿呆も問題だけれども、それで職を奪われたり停学となるのはバランスを欠いているんじゃ…