雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

神は細部に宿る

自民党案の内容について、昨日の日経、今朝のNHK、午後の読売と、徐々に情報がリークされている。第三者機関の登録制など、内閣部会案の色彩が濃いリーク内容の割に、総務部会ばかり引き合いに出されている点が気になるところだ。

ネット接続業者などが、青少年の有害サイト閲覧を防止する措置は「努力義務」にとどめ、罰則規定は設けない。サイトの有害性の判断基準を策定し、有害サイトを認定する主体は、政府が審査・登録した民間の第三者機関とする。国の直接関与を避け、憲法が保障する「表現の自由」を侵害しないよう配慮した。

続きを読む

傀儡の第三者機関じゃ戦前の言論報国会の二の舞

気づいたら前エントリで引用した読売の記事は削除されていた。自民党案にみるフィルタリングへの奇妙なコダワリや、第三者機関の政府による審査・登録制について悶々と違和感を感じていたのだが、やっと違和感の理由が判った。結局のところこのスキームは、政府による検閲を形式上は民民規制にしているだけで、発想の出発点から間違えている。

続きを読む

法制化後に業界の姿勢が問われる

民主党法案骨子が一昨日のPTで固まり、NC内閣府の了承を得て、今日公開された。自民党も昨日、谷垣政調会長高市委員長と会って一本化の方向を伝えたという。国会会期末に近づき、有害コンテンツ対策の法案提出へ向けた調整も、最終局面を迎えつつある。

続きを読む

広島県の新条例

有害図書規制と同じで、地域ごとに条例ができるんだろうね。携帯電話での閲覧制限機能提供は既に行われているので実害なし。個人的にはネットカフェの場合に保護者が保護レベルをカスタマイズできない点が気にかかる。

続きを読む

明日の「ガイアの夜明け」はネット規制

なかなかタイムリーな企画。これは録画しなきゃ。

政府自民党は、政治の不作為は許されないと、青少年向けのネット規制法案を検討しているが、ネット業界などの猛烈な反対にあい、法案化の目処は立っていない。携帯電話の有害サイトの危険から、子供を守るための取り組みはまだ始まったばかりなのだ。

明日MiAUで話すこと

日曜深夜に突然id:mhattaからSkypeで呼び出され、明日MiAUのシンポジウムで最近の官民の動きを解説することになった。仕事で来れないひともいるようだし、認識違いがあれば本番までに直しておきたいし、頭の整理も兼ねて何を話そうとしているか書いてしまう。状況が流動的なのでスライドは起こさない。書いていて長くなりすぎたので、話すのはこの中の何割かで、後半の葛藤については触れられない気もする。

続きを読む