雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

牛丼復活の日

今日一日のみということで,地元の吉野屋には長蛇の列が... 豚丼を食べるつもりが行列に嫌気が差して予定を変更し,GON CAFEで遅めの昼食.GON CAFEのランチは外食に珍しく野菜が多くバランスが取れていてgood.ROIを気にするチェーン店にはないサービスと手の込んだ料理に大満足.

PCが抱える地上デジタル対応への課題

迫りくるコンシューマPCの“2006年問題”〜PCが抱える地上デジタル対応への課題
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0210/ubiq97.htm
これ大きな問題.といってもGPUのHDCP対応そのものはいずれ時間が解決する.ただ一事が万事,日本の放送をかくもガラパゴスにしてしまったが故に起きた問題であり,似たようなことは今後も起こりそうだ.

巨大プロジェクトにどう鈴をつけるか

90年ごろの段階で米国と競争して放送のデジタル化を目論んだまでは仕方なかったけど,e-Japan計画でブロードバンドの普及目標を立てたあたりで,ネグロポンテ・シフトといった議論もあったし,映像のネット配信が当たり前になることも分かっていたのだから,引き返す方法もあったのではないか.
問題は既存事業者とのコンセンサス形成に重きを置きすぎて,時代の変化を読み損ね,途中からは現実から目を背け,官僚の無謬性というフィクションを守り抜くための消耗戦に突入してしまったことにある.
無駄なアナアナ変換に血税をン百億円(もっと?)も垂れ流し,世界で売れない独自技術への投資で国内の家電メーカーや放送局を疲弊させ,モバイルで需要の急増しているUHF帯を潰して使い勝手の悪いVHF帯を空け,誰も望んでいないドキレイな放送を流すというのは,殿堂入りの失政としかいいようがない.ほとぼりがさめた段階で,政策過程論の興味深い研究対象となるだろう.
個人的な興味は政策決定に関わった当事者が誰かではなく,この国では青島知事による都市博中止のようなポピュリズムを除いて,巨大プロジェクトを止める回路がないことだ.サンクコストが大きくなればなるほど,失敗と分かっていても現実から目を背けて依怙地になってしまう.これは政策担当者ではなく制度や文化に起因した問題である.

秀逸な日米企業比較論?

2/9のエントリ「木に竹を接いだ世界を生き抜くための和魂洋才」について,梅田望夫さんに褒めてもらった.とういことは,うちに限った話じゃないのか... それはそれで鬱だ

出世がんがん目指していくタイプならアメリカ企業は腹芸の嵐

http://d.hatena.ne.jp/Genpaku/20050210/p15

本質的には日本もアメリカも対してかわんないよなぁ〜というのが私の感想。出世がんがん目指していくタイプならアメリカ企業は腹芸の嵐。過程の説明?いりません。結果があれば上等。なくても態度でしめせば十分。ま、たしかに説明上手で生き残っている奴います。口下手で損している人います。でも長続きしませんねどちらも。

そうかも知れませんね.ぼくの論旨はどちらかというとドメな外資系日本法人の末端で欧米的な制度と日本的な運用の間で齟齬をきたしていて,その狭間で周囲の期待と自分の努力とをうまく結び付けられずにいるひともいるという話で,海の向こうから歯の浮きそうなほどフニャフニャな英文メールを受け取る度に,これもきっとある種の腹芸なんだろうなと辟易しています.
過程といえば,いま『東京ゴールド・ラッシュ』を読んでいるのですが,ヘッジファンドとかでも,ある程度より偉くなると,結果が全てで取引の説明責任は問われないようですね.で,大きな穴をあけると,それを埋めようと自己売買のポジションを雪ダルマ式に膨らまして自滅する,と.ベアリングス社が倒れたのが日経平均先物に張ってたところで阪神大震災に遭ったからで,その時の有名トレーダがいまの僕と同じ27歳だったなんて知って,へーって感じです

『女帝』

真鍋かをりはまっていると知ってびっくり.おもろいです.ぼくは昨年末にソウルに出張で行った折,カケハシでみつけてハマりました.それからは妻子が実家に帰ってる暇をみては漫画喫茶で読みふけり,無事今日で全巻を読み終えました.
漫画って本屋じゃラッピングされているでしょう.本屋で売れる漫画と,漫画喫茶で流行る漫画って,少し違うと思うのです.Napsterで流行った曲のCDが突然売れ出したり,漫画喫茶でこれまで埋もれていた漫画が急に脚光を浴びたり,これまでと全然違う読者層に受けることとか,ある気がするんですけど如何?.映画化もされてたなんて,チェックしなきゃ

アキバ発 ドール系風俗

今日,久々にアキバにいったら末広町寄りの雑居ビルに怪しげな看板が.レンタルルーム云々と書いてあって,とりあえずスルーしたものの気になって,後からググってみたら,ドール系風俗でした.仲間内で「今年あたり3Dでも萌える女の子をつくれるんじゃないか」とか,「ロボットのキラーアプリはVHSと同じくエロでしょう」という話をしていたのだけれど,世界のアキバはやってくれました.これが儲かれば,コンシューマ・ロボットへの研究開発投資はますます裾野の広がりをみせるかも知れません.
といってもアクチュエータがないとロボットとはいわないので,まだ厳密にはロボットではないですね.といっても,こういうのが流行れば,エンジニアたるもの,いずれ動かそうとするのではないでしょうか

さる県庁は「はてな禁止」らしい

http://blog.livedoor.jp/kenshokuin/archives/13969888.html

で、早速kanryoさんのこのエントリなんですが、大量のアクセスがあったようで。しかし、はてなダイアリーは庁内LANの監視機能によりブロックされるので、クリックしたほとんどの人は見られなかったはず。というか、URLで弾くような仕組みなら、リクエストを送る前に弾いてしまえば、と思うのですが。

ガキじゃあるまいし,何のために,とういう基準でフィルタしてるんだろう.お役所向けにフィルタ用掲示板DBでも売っている業者とかあるのだろうか.

不正キャッシュカードのコストは誰が負担すべきか

http://blog.sakichan.org/ja/index.php/2005/02/12/p112

細かい話を一切捨象すれば、偽造カード等による被害については原則として預金者を免責して全て銀行等の金融機関の負担とするように法律を改正すべきなのではないかと思う。

正論だけど難しいだろうな.オンラインバンキングのphishing対策が進まないのもそうだけど,電子商取引やデビットを推進しながらも金融界に気兼ねして米国の50ドルルールのような消費者保護スキームをつくらなかった政府に責任がある.