雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

Google IPOとイノベーション展開リードタイム

研究者の思いつきが,多くの消費者に商品として提供されるまでにかかる時間。パッケージ・ソフトウェア主流の時代なら,主流製品に組み込むのが早道だった。最近は汎用製品に組み込もうとすると,テストにかかる工数や,リリースサイクルなどがボトルネックとなる。ASPモデルであれば,こういったオーバーヘッドがなく,垂直統合された特定シナリオに対応したテストだけを行えばいいし,リリースサイクルは問題とならない。
とはいえ従来だと集中化に伴うコスト――高価なハードウェアやRDBMS――が別のボトルネックとしてあったが,Googleの特筆すべき点のひとつは,Commodity Hardwareと独自ソフトウェアの組み合わせで,この問題を克服している点だ。