雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

マイクロドライブに於ける二重価格とマーケティング戦略

Dimage A1を買おうと悩んで,A1に突っ込むメディアとして日立のMicrodriveを検討していたところ,8万円弱で売られていた4GBのMicrodriveがCreativeのMP3プレーヤ(3万円)やiPod Mini (4万円くらい?)に入っていると知り,なるほどと思った。デジカメ向けにMicrodriveを買う輩は,CFと比べたりして8万円でも価値を感じるし,MP3プレーヤのユーザーは,ちょっと大きな1.8インチHDDを積んだiPod等と比べるので,そんなに高ければ見向きもしない。しかし,前者よりも後者の方が市場ボリュームは圧倒的に多い。ということは,前者で高い利潤を稼ぎつつ,後者で数を掃いてさらに量産効果を出す,というのは合理的な企業行動である。それがMP3プレーヤを分解してMicrodriveを取り出す輩が続出してしまい,現在はMP3プレーヤ向けMicrodriveはデジカメで使えないよう,細工がされているそうな。損した気分だが,さもありなん。