雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

Googleで増す名付け親の責任

昔は名前なんて,一生に出会う友達の友達くらいの間まででユニークなら困ることもなかったが,これもGoogleで変わりつつある。同姓同名のAV監督に悩まされるクリエイターとか,同姓同名のエッチなVシネに出てるような女優がいる知り合いの悩み(ときどき「女優さんとかやられてました?」と婉曲に聞かれるらしい)とかを聞いていると,けっこう深刻である。
たぶん解決策は正反対に2つあって,ひとつは濡れ衣を着せられないようユニークな名前をつけることで,これはある時点でユニークである可能性のある名前をつけることはできるが,いつまでも本当にユニークな名前にすることは難しい。もう一つは逆にあまりにありきたりな名前をつけることでGoogleでのSN比を下げてしまい,Googleによる行状の追跡を難しくしてしまう方法である。
親が自分の名前をつけたときにはgoogleなどなかったのだから仕方ないが,これから間に合うのであれば,本名は追跡しにくいようありがちな名前,原稿とかを書くときは業績がはっきり残るよう,ユニークなペンネームを使うと良さそうだ。
ぼくはここまで深く考えなかったので,2人の息子の名前は,Googleで検索しながら,あまり他人と重ならないようにつけた。それでも,重なるときは重なるもんである。いずれにしても画数とかだけでなく,Googleでグローバルな串刺し検索を簡単にできるようになったことから,良かれ悪しかれ名前の付け方でその人の人生が変わるようになったことは確かだ。