雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

WAKWAKが止まる

木曜に突然WAKWAKの回線を止められた。金曜に電話するつもりが,下らない会議が長引いて電話できず,土曜に電話したところ「5月分の回線料をお支払いいただいてません」とのこと。春先にクレジットカードの切り替えを通知するのが遅れ,何ヶ月か請求書払いにしていたのだけど,そのうちの1ヶ月分を払い忘れていたようだ。しかし,すでに新しいカード番号は伝えていて,最近の請求はそれで引き落としもされているのだから,いきなり回線が止まるとは寝耳に水。
「新しいカード番号で最新の請求はちゃんと引き落とされているのに,なぜ古い請求を1ヶ月だけ支払いが遅れているというだけで,いきなり回線を切るのか」と文句をいっても,サポートの回答は要領を得ない。「遅れている分はすぐ払うし,そっちも生きてるカード番号を知ってるんだから,すぐに復旧しろ」といっても「料金窓口は土日休みなので月曜になります」の一点張り。余計にお金を払って固定IPサービスを導入し,DNSサーバやメールサーバを立てている身としては,けっこう致命的だ。同じ時期にかみさんが同じクレジットカードの切り替えでDTIと色んなやりとりがあったんだけど,こっちは柔軟に対応してくれている。
明らかに与信上の問題があって止まるなら納得できるが,最新の請求がカードで落ちているのだし,その前の請求の支払いが遅れている理由も,普通に連絡すればそれを回収できることも,少し考えれば想像がつく。遅れているといっても,5月分の請求だから6月に払うべきものが1ヶ月も遅れていないのである。しかも,事前の連絡はロクスポなく,単に,支払い用紙を送って期日までに支払われていないことを確認して,ある日突然,連絡なしにいきなりブチ切るのである。
未払いがあったこっちに非があるんだけど,カード番号を変えるときに切り替えなきゃならない登録というのはいくつもあって,この程度の行き違いというのは今後もないとはいいきれない。こんないい加減な回線の止め方をされた挙げ句に,まともな土日対応をしてくれない会社には,二度とインフラを頼むものかと心に決めた。
よくNTTの電話代が高い高いというが,あれは全国津々浦々に電話局や支店を置いて,少々の料金未払いがあっても回線を止めず,社員が靴をすり減らしながら債権回収している上で,あの値段なのである(それを非効率という考えもあるだろうが)。NTT-MEIP電話サービスを始めるようだが,こんな簡単に回線を止めて,こちらから連絡しても土日に復旧できないような会社に,とても電話を任せたいとは思えない。少なくとも妻のDTIのメールは止まっていないのだし,民間企業はエー加減(コスト合理的な業務の割り切り)である代わりに,顧客満足度のことを考えた柔軟な対応(DTIはいきなり回線を止めないし,カード番号の移行期間だという理解を基に適切な誘導をしてくれた)をしてくれるものである。
推察するに今回の一件は,無知な私がNTT-MEというISP的エー加減さとNTT的官僚主義とを兼ね備えた会社からサービスを買ってしまったことによる悲劇なのかも知れないが,今回の一件で,彼らにインフラ提供事業者としての自覚があるとは信じられなくなった。自覚ある通信事業者たるもの,ろくに連絡もなく回線を止めたりはしないし,土日もきっちり対応してくれるのである。NTTというブランドに騙されてはいけない。とりあえず,もう信用できなくなったWAKWAKとの契約は,可及的速やかに切るつもりだ。ADSLだと移行時に不通期間が生じるだろうから,光ファイバを入れる方向で検討を始めているが,マンションなのでそれなりに時間がかかるかも知れない。何かよい方法を考えなくては...