雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

Looking Glass on Windows

こことかこっちをみると,Looking GlassをWindows上で動かしているようだ。すげー。さっそく試してみた。Display Serverがちゃんとしたクラサバのアーキテクチャになってるっていいよね。LGServerとLGClientの間はRMIを使ってるようだけど,これって重くないか?
ところで,Looking Glass上のJava 2Dアプリケーションって,やっぱりX経由で描画しているのでしょうか。コードの再利用性を考えるとそれが正しいけど,Light Weight Componentの理想からいうと,Loocking Glass上でSwingとかJava 2Dを使った場合は,Xを介さずネイティブにlg3d-coreを叩くのが正しい実装だと思う。OSSコミュニティ的には,JavaOSSじゃなかったりソフトウェア・パテントへの態度も気になるんだろうけど,KDEGnomeWindowsの真似を超えていないのに対して,Looking Glassは一歩先を行っている気がする。やっぱり,クリエイティビティというのは,のほほんと放っておかれる環境から生まれるところがあり,その余裕は超過利潤から生まれることも多い,のかも知れない。Looking GlassにせよAvalonにせよ,問題はGUIを3D化したことを生かしたキラーアプリが出てくるかどうかかな... Mac OS XのQuartzも,出始めはスゲーと思ったけど,すぐに飽きてしまった。Windowの重ね合わせにGPUを使えば,他の窓が被さってもイベントが飛んでこないというプログラミング上のメリットはあるけれども。