雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

制度を憎んでひとを憎まず

そういうウェットなところを比較文化論的に「だから○○は」としたり顔で語る方もいらっしゃいますが,官僚組織のなかで人間が弱くて狡くて庇いあうことなんか世界共通で,それをどう制度的にガバナンスしていくかが重要.そういうガバナンスを設計・実装できるようなガバナンスに彼の国がなっていないというか,もともと人治主義を由としているので今は役者がいないという話になる.明治維新から震災前にかけてと,戦後から角栄あたりまでは,強烈な個性がかなり自覚的に都合よくルールを組み換えていた気がします.そういう壮大な制度設計のできる強烈な人格に陽が当たらないのは,まだ彼の国では弱いものが庇いあえるくらい豊かな訳で.そうでなくなったとき,ワイマール共和国の轍を踏まないことを祈ります
あー,現代のファシストをプロデュースして,民主的に究極の環境管理型権力を構築するというのも知的刺激に富んでそうではあるが ;-) 世の中やっていいことと悪いこととがあるからなー...