何だ分かってるじゃん.オフショアリング批判叩きのネタですか?
技術革新で既存セクターの雇用が減るのは当然で,ITのように未だに労働集約的な産業でそれが顕著であることは,考えてみれば当然だ.雇用が失われたところで,新たな産業を生む余力も出てくる.農業や製造業種を例に取っている彼が,そのことを分からないはずがないのだけれども,これは的を外したオフショアリング批判に対する婉曲的な批判なのだろうか.
国民全員が交換手になっても足りないとか,シグマプロジェクトの元凶となったプログラマ○○万人不足説と比べれば,半歩くらい進歩しているのかも知れないが,ピン止めするところを間違えて,ズレた議論になってしまっていることに変わりはない.
Samsonは技術革新が及ぼす問題の方が深刻であると確信している。同氏は、その証拠として、機械の導入により、農業分野における雇用のほとんどが消滅したことや、非農業部門の雇用全体に占める製造業種の割合が17%以下に低下しことを挙げている。