雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

男女平等は結構だが,キャリアを絶たれた専業主婦をどうするのか

今後,少子化をできるだけ移民などを入れずに乗り切ろうと,政財界ともに労働力率向上に資する施策を打ってくる.例えば税制であったり三号保険者の問題で,旧態然とした専業主婦家庭には不利な制度改革が続々と行われるんだろう.
それを男女平等といえば聞こえがいいし,確かにこれまでパート抑え目できていた主婦が,105万円の壁を越えて働くという効果はあるのだろう.けれども彼女たちは会社を辞めた時点で結構キャリアパスの芽を摘まれていて,時給数百円という世界から抜け出すのは結構大変だ,というかだいたいの場合は無理だ.
だいたい目立った発言をする女性というのは,そういう女性のことを軽蔑しているか理解できないのかも知れないし,けれども誰かが代弁するなり立ち上がるなりしないと,相変わらず時給数百円で更にコキ使われる,下手をすると総労働供給量が増えるから,時給ベースでは更に下がるなんてことになりかねない.それって子供そっちのけで頑張っても報われない,けっこう荒んだ社会になりそうな気がするけど気のせいかな.
子育て支援を広く社会的負担と位置づけて,そういう新しい市場で職が増えるような仕組みにすれば,いまほど「子供を産むと割を食う」社会にせずに済むと思うのだけれど.