雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

セルフ・マーケティングできるマスコミ人,できないマスコミ人

R30さんからの意見に基本的には賛成.ただ,会社の看板と自分の能力とを冷静に腑分けして考えられているヒトがどれくらいいるんだろうか,とか,マスコミの人々って結構いそがしそうにしてるけど,副業やってる暇あるんだろうか,とか,学生の頃からライターやってて勝手が分かっていればいいけれども,上からいわれたことやってきました系の勉強能力の高い人々が,自分のテーマをみつけて安い原稿料で地道にセルフ・マーケティングできるんだろうか,とか,社内政治をそれなりに気にするヒトほど,いつ兼業禁止規定で政治的に刺されるか分からないリスクを取ろうとするだろうか,とか,いろいろと思うところはあるのです.もちろん,そういった枠を踏み越えて生き残るヒトはいるだろうけど,数でいうと一握りではないでしょうか.

梅田氏や楠氏がおそらく念頭に置いているであろうところの「知のチープ革命」の犠牲者たるマスコミは、まあ確かに今はもうすぐ来るべきクラッシュに耐えられないと目される人たちの筆頭だと思うのだが、マーケティングによってはそれも結構高く売れるようになると僕は思うよ。要は、「分かりやすくものを書く」という基礎能力の回りに、どういうマーケットバリュー(誰々の関心を引くような文章なら何でもござれ、とか、この分野の文章はオレがとにかく第一人者、とか)をくっつければいいかを考えればいいのだ。