雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

結局のところ官僚ってどうよ/でもやっぱり神は細部に宿る

官僚に批判的な国民感情ってマスコミの「とりあえず官僚を叩けばいいさ」的な報道とかに起因していて,でもそれって実は勉強特権階級内の階級闘争じゃねーのという気が激しくしているのだけれども,じゃぁマクロ的な数字が日本の公共部門の効率性を示しているかというと,そこにも数字のマジックがある気がしてならない.
人口密度が高いとか,効率的な行政執行のできる周辺環境とか,そもそも提供しているサービスが違うのではないかとか,いろいろと突っ込みたくなる.下らないとはいえ,役所は役所で揚げ足の取られそうなことや,非効率的なことを山ほどやってる訳だ.だから,脇が甘い間は必要なところにもなかなか人を増やそうという話にはならない.
ただ,公務員が自分の権力を使って自分の権限を守ろうとか,自分の将来に備えようというのはごく自然な行動であり権利であって,先輩を敬い自分の老い先のことを考えるからこそ外郭にポストをつくろうとするのである.だから不甲斐ないのは公務員ではなく,国民の利益代表として機能すべきなのに,法案ひとつ自分では書けない議員の方である.
それに人の子なんだから,公務員を減らせ,天下りはけしからん,行政の肥大化はけしからんといったら,彼らはどこで何をしろというのか.役所は役所で後ろ指をさされないようもっと効率化して脇を固めるべきだけれども,ぐりぐり押すだけじゃなくて,ちゃんと落としどころとか行き先を考える必要があるようにおもう.

なるほど、こうして数字だけを並べられると日本の公務員は「多くない」、効率的だということになりそうですが、いかにも国民の実感とはかけ離れているということも認めざるを得ないのではないでしょうか。

いわゆるお勉強が出来て勝ち取った特権階級などの無駄な障壁が無くなるということはいいことだ。しかし、公務員などの特権階級はいまだ利権をむさぼりそれを守ろうとする。そして、その人数が多い分、その特権の障壁はなかなか無くならない。