なんか世の中が怖くなくなってしまった一冊

- 作者: ユンチアン,J・ハリデイ,土屋京子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/11/17
- メディア: 単行本
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仮に毛沢東のような独裁者になれるといわれても、お産の直後のかみさんを連れて行軍したり、政敵を暗殺したり、あんな気の滅入るような政治はやりたくない。やっぱり、思想がどうとかいうより、あれは人間として特異なんだろうな。けれども、彼もある時代背景と運の巡り合わせでその本性を開花させたのであって、ぼくも環境が違えば、楽しんで嘘をつき、ヒトを陥れ、締め付け、殺し、嘲笑うのかも知れない。いや、もし毛沢東が今時の日本に生まれていたら、適応できずにNEETになってたかも知れないなー、とか、そんな妄想をしつつ、自分はユルい現実を生きているからユルいのだと責任転嫁したくなってきた。
*1:いや、現時点で「俺ってこれでいいのかなぁ」的な漠とした不安があるだけで、誰かとこじれているということはないので悪しからず