Yahoo!×Vodafone新戦略を妄想してみる
まだ気が早いけど,SBによる買収後のVodafone新戦略を妄想してみる
- フルブラウザ標準とY!ボタン
当面Vodafoneブランドは残したとしても,Vodafone Liveは早晩Yahoo!何とかに改称され,全ての端末にフルブラウザが搭載され,紫色のY!ボタンがつく.VodafoneはMMLに始まってブラウザの仕様に方言が多いので,ここで一気にネット寄りの方向で整理しないとサービスによる差別化に時間がかかってしまう
- 課金の一元化・電子マネーへの対応
ヤフオクやY!BBと課金システムを統合し,Yahoo!の有料アカウントを一気に増やす.お財布ケータイなど電子マネーへの対応をYahoo!としてどうするかも課題
- Yahoo!とのサービス連携
Yahoo!とのメールアカウントの統合,Yahoo!メッセンジャーのプレゼンスとの連携,アドレス帳とYahoo! 360との連携,Yahoo! Musicによる音楽配信など,あらゆるケータイの機能がYahoo!のサービスと連携する
- Yahoo!定額
フルブラウザからYahooにアクセスする場合の定額制.勝手サイトも含めた定額制よりも安価に設定.メール,オークション,路線検索,地図情報など,ひととおりのことをYahoo!内で完結させる
- 広告の組み込み
待ち受け画面,着信表示,着メロなど,携帯電話にはコンテンツ以外にも広告を組み込めるところがたくさんある.広告付き携帯で基本料金を下げてローエンド市場を開拓する
- TVBANKとの連携
ワンセグだけでなく,Media FLO等を使った携帯電話向け動画コンテンツ配信を充実させる.TVBANKのコンテンツをワンセグ並に簡単に受信できるようにする
- 法人向け端末の充実
日本テレコムと連携したFMC,Windows Mobileなどを使った業務向け端末を充実させ,ソリューション販売を通じて法人加入者を開拓する.Vodafoneグループとの国際ローミングはグローバル企業への販売で優位点となるので,音声通話だけでなくグループウェア等あらゆるサービスを世界中どこからでも使えるようにする
- 子供向け・高齢者向け端末の充実
まだ携帯を持ってない層は子供と高齢者.音声定額,フィルタリング,位置特定,操作の簡単さ・ゲームの充実などで,子供・高齢者向けの端末を強化する.できれば任天堂とかと組めると面白いね
- 自動車メーカー・カーナビベンダとの協業
いまはトヨタと組むauが先行しているが,Yahoo!のローカル・コンテンツは今後の充実が予想されるし,HSDPA導入で回線容量的にもauを追い抜き戦略的な価格設定が可能となる.独立系カーナビベンダの他,純正ではVodafoneの歴史的経緯を鑑みるに日産と組むことになるのかな
思いついたらまた追記する予定