雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

catfrogさんからレスっていただいた件について

彼の経歴を読んで,ほほうこれは周りが懸念しているのも分からないでもないなという気がした.実際どうかはよく分からないんだけど,無理に足を洗ったと力説するよりは,そういう組織に属していた過去は消えないけれども,逃げずに十字架を背負って表現を通じて信頼回復に努めますよとかいった方が受け入れられそうな気がする.でもって周りがそういう彼を受け入れていかないと,人間関係を求めてまた教団に戻っちゃうかも知れないし.関係は絶ちました信じてくださいと力説するから変に勘繰られてしまうのであって,偏見を引き受けた上で,未来に対して何かコミットした方が,社会から受け入れて貰う上で早道だよきっと.
何をきっかけに宗教にのめり込むのかというのは人それぞれだし,僕もよく分からないんだけど,その時代にライブで教祖に会っていたら分かるのかもね.あんまり分かっちゃっても困るけど.けっこうな数のヒトが集まったんだから,きっと何か持ってたんだろうなー,という気はする.だから,会ったこともなくテレビとか雑誌でみて「なんであんなのに引っかかるんだろう」と不思議に思うのはもっともだけど,それを不思議がるひとほど,ライブのカリスマに対しては思いのほか免疫がなさげという気がする.
ところで全部ぶっ込むのは,宗教って本来はそういうものもあって,信ずる者は救われるというか,信じるか信じないかというバイナリじゃないかな.いまの会社に入社して間もない頃,セミナーの講師にユダヤ人とインド人を呼んだら,クリスマス一色の街をみて「日本ってキリスト教国だっけ」と振られて「日本人が正月に初詣で神社に行き,盆は寺にいき,年末はクリスマスを祝うんだよ」と説明したら「お前らは結局のところ何を信じてるんだ」と聞かれたもんだから「日本は神の国で,神様は八百万もいて,鰯の頭も信心とかいいながら,結局のところお祭り好きなんだなこれが」とか煙に巻くと「ああこいつら未開人だ」的な目をされたりされなかったり.
これほど宗教に対する目が冷ややかな国も珍しいし,伝統的な宗教の多くは都市化の波に乗り遅れたところで,心の隙間を埋める共産主義とか新興宗教が流行った面も少なからずある気がするし,周囲の大人が宗教を毛嫌いしてばかりだと,却ってスピリチュアルな体験とか,それを利用した折伏に対する免疫が育たなかったり,宗教が担ってきた社会的役割を担う代わりの何かが,宗教よりも合理的で成熟しているとは限らないところが心配なんだよね.

僕の違和感というか思うところってのは一点で、それは「あんな見た目、第一感でキモいものに身銭全部ぶっこめる精神状態にあったというのが凄いよね」ということ。仕事だってなんだって、全部ぶっこむのって割とびびるもんじゃん。