なんか誤解されてるな
ポイントは駄目なエンジニアを切れないことが問題なのではなくて、ユーザー企業が必要とする技術は変わるのに、そこで機動的に技術者を入れ替えられないことが問題なんだけどな。優秀かどうかはさておきCobolプログラマに明日からJavaを書いてねとはいえないよね。まあ優秀な技術者なら何でも数週間で覚えられるのかも知れないけど、そういう技術者は最初から一通りの言語を趣味で書いていたりするのかな。まあ、あまり一般論じゃない。
米国では労働市場で調整するところを、日本ではSIer内部での配置換えで対応することになる。実はITSSがやりたかったのも、能力や評価に業界内でポータビリティを持たせて労働流動性を高めようという話だったのだが、ITSSってどれくらい企業の人事システムに組み込まれたんだろう。よく分からない。
id:mkusunokさんのご指摘にあるような労働流動性の硬直化という問題は確かに無視できない側面ですが、技術者を解雇できるようになればこの業界がよくなるとは言えないと思います。この業界は医療業界と性質が似ている所があって、ヤブ医者をクビにできるようになれば医療業界が良くなるのかっていう話とあまり変わらない気がする。また、良い技術者と悪い技術者を統一的且つ網羅的に判断できるクライテリアを設ける必要もありそうだけど、それってITSSで出来ないんだっけみたいな話になりそうで混迷しそう。