iPod Touchを触って考えること
iPhoneは欲しかったのだが米国のSSNを持っていないので見送った。iPod Touchは予約を我慢したのだがApple Storeで予約した連中から見せびらかされ、あまりにcoolなので買ってしまった。iPodはこれで3代目になる。20GB,初代Shuffleに続いてだ。ハードとしては完成しているので、これからファームウェアがどういう風に更新されるか気になる。例えば予定表の入力とか、簡易メモ機能とかもあっていい気がする。
Appleは製造委託でこれを造っている訳だがソフトは自前で開発している。ソフトの製造委託はないのだろうか、そうか、ソフトは開発全般を設計と捉えることができて、そうするとAppleは設計はするけど製造はしない、ということになるのだろう。ハードの部品を各社から買っているように、ソフトもOpen Sourceから権利モノから、コンポーネントとして色々と買っている訳だ。例えばiPhoneのBluetooth StackはOpen Interface North Americaという日本資本の米国企業から調達している。部品を買うといっても統合作業はApple側で行うのだろうし、ハードに例えれば買ってきた部品をどう組み合わせるか、というのは製造ではなくやはり設計な訳で。
UIの一部が荒削りとはいえ、とても新しくてcoolで、未来とか可能性を感じる。何よりSafariそのもののブラウザが素晴らしい。既存のスマートフォンや携帯電話のフルブラウザがおもちゃにみえてくる出来映えだ。Facebookなどは既にiPhone専用の画面を持っていて、こういった流れが加速していくと更に使いやすくなるだろう。
Youtubeは専用ブラウザでみることができるが、ブラウザにFlashは載っていない。ニコニコ動画をみる方法がないか探したのだが、PluggerをhackしてRSS連携を実現した人はいるようだ。しかしこれはストリーミングではなくダウンロードなので、近く著作権法が改正されると違法行為となってしまうのだろう。残念なことだ。
やはりiPod TouchがいずれFlashなりAIRをサポートするのが自然だろう。それともいずれCore AnimationベースのRIA環境とかを出してくるのだろうか。ちょっと気になる。