雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

「本当はユメのあるIT産業」を伝えようぜ

僕も含めて嘆くばかりが能じゃない。実態のみえにくいIT産業について、学生に目に見えるカタチで伝えようぜって心意気は買うべきかも。実際のところ一部の情報サービス産業が不人気なだけなのに「IT産業が」とか大上段に構えるからおかしな話になっている気もしないでもないけど、まだまだIT産業って面白いんじゃない?という訳で「本当はユメのあるIT産業」が伝わるような討論会を開きましょうよ。
iPhoneをみても、Googleの最近の動きをみても、とかいうと米国の話になっちゃうなら、Wiiをみても、ニコ動をみてもでもいいのだが「その手があったか」的ドンデン返しは起こっているし、面白くないはずがないじゃないか。
面白いところは自然と学生が嗅ぎ付けていて人材確保に困っていないようにもみえるが、学生も「IT産業=情報サービス産業」という構図でITを忌避するようなことがあれば残念なことだし、情報サービス産業に限らずIT産業の幅広さ、面白さをもっと学生に伝える場って、あってもいいんじゃないかな。
狭義の情報サービス産業に限らず、パッケージ、SaaS、Web構築、組込系、ゲーム、とか、幅広いカバレッジでIT産業の見取り図や、社会への影響力、実際3Kなのかどうかといったことについても、まだ現場がみえている層が正直に、学生と目線を合わせて議論できる場があれば、すごくいいんじゃないか、と。昼過ぎに思いついたばかりで、枠組みとかについては仕込み中なので、興味のある方はご一報を。

大手SIベンダーからは銀行のオンラインシステムは作れるかもしれないがニコニコ動画とかmixiは絶対作れないということがよく分かる。
この業界では、いつも「人材育成」がどうだということが語られるが、失礼ながら業界の重鎮がこの程度の認識だと、この程度の認識の人間しか集まらない。若い人たちに興味を持ってもらうためには、この業界の存在意義、ユメや志、ビジョンを熱く語る人が必要とされている。そして若い人たちがいっぱい就職したいと思う業界にこそ世界のトップノッチの人材が集まるのである。