雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

次号SDの三酔人電脳問答でもネット規制を取り上げた

連休進行で早めの締め切りにも関わらず旬ネタを扱う関係で、まずい記述があったらブログで直そうと思っていたのだが、全般的に記述が古びていないので、まずはひと安心。雑誌の発売日は今月18日だが、その頃には法案の検討状況にまた進捗があるのではないか。
三酔人電脳問答 第50回 ネットに忍び寄る言論弾圧の足音?-与野党案の問題点と,業界が子どもを守るためにできること
道路特定財源の再議決へ向けて与党の動きが小康状態となったようで少し時間ができたので、ネット規制については欧米の議論、特にレーガン政権以降の宗教右派フェミニズムの動きなども押さえなければということで、COPAやゾーニングについて論じた『CODE VERSION2.0』を読み終え、現在は米国に於けるポルノ規制について論じた『ポルノグラフィ防衛論 アメリカのセクハラ攻撃・ポルノ規制の危険性』を読んでいるところ。
これを読み終えたら、硫化水素について警察庁が有害指定の通達を出した件で、インターネット協会の財政的独立性がないことの課題が明らかになったこともあり、第三者機関の独立性確保へ向けた制度設計を検討する上で、日本に於ける検閲の歴史をおさらいするための本を探しているところ。Wikipediaにもそこそこ記述があるし、ちょっと前に読んだ『言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 (中公新書)』はたいへん勉強になったのだが、大日本言論報国会の設立経緯や制度設計、運営実態などについて、もう少し掘り下げて勉強したい。
あとは崎山さんとbewaadさんの間でも議論になっていた最高裁判決に於ける検閲の定義と、フィルタリング・ゾーニングブロッキングと突き合わせた解釈も考察したい。法学に疎いのでなかなかしんどいが、ここは踏ん張りどころ。
CODE VERSION2.0 ポルノグラフィ防衛論 アメリカのセクハラ攻撃・ポルノ規制の危険性 言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 (中公新書)