知的財産とオープンソース
今週金曜に九州大学の大学院で「知的財産とオープンソース」について講義することとなった。まったく経団連も因果なことを僕に講義させるもんである。経緯とか所属はともかく、九大から非常勤講師の辞令をもらった以上は講師としてベストを尽くすつもりだが、折角なので講義メモは公開しておく。気付いた点や触れておいた方がいいことなどあれば指摘して欲しい。時間があれば、講義準備として話す予定のことをエントリーとして上げていく。
- 日本に於ける知的財産制度の成立 (戦前)
- 国産コンピュータ産業の勃興 (1950〜70年代)
- オープン化とPCの登場 (1970〜90年代)
- インターネットとオープンソース・オープンコンテンツ (1990年代以降)
- PC UNIXの登場と普及 - Xenix / 386BSD / LinuxとGNUプロジェクト
- Eric S. Raymondの『伽藍とバザール』、ブラウザ戦争とNetscapeの戦略転換
- オープンソース運動と商用UNIXベンダのLinux戦略 - ローエンド展開、UNIX技術移転の進展
- 日本政府のオープンソース振興 - 家電、情報サービス、通信、自動車産業への展開
- マイクロソフトのShared Sourceと特許戦略の転換、プロトコルのオープン化
- インターネットの大衆化と広告収益の拡大、検索連動広告市場の勃興
- P2P海賊コンテンツ対抗を契機とした商用デジタルコンテンツ流通の展開
- UGC/CGM時代へ向けた新たな課題 – UGC Principals, Data Portability
- オープンソース・ライセンス
- オープンソースと投資効果
- 論点
- 参考文献