雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

払いたい奴だけが追加で私的録音録画補償金を払うってどう?

今日とある家電メーカーの方と話していて思いついたこと。補償金については追加でカネを払ってでも自由に複製したい人、どうせ複製しないから払いたくない人がいるのと、権利者サイドで規模全体を拡大したい!って意見がある訳だが、結局のところどっちが正しいのか水掛け論で決まるはずもなく、どうにかならんものかなと考えたんだけど、いいこと思いついたよ。払いたい奴だけが追加で月額の私的録音録画補償金を払うことにして制度間競争させるの。
イメージとしてはこんな感じ。まず従来通り機器に対する上乗せで補償金がある。で、そのままだと機器の振る舞いとしては現行のダビング10と同じ。それからHDレコーダはネットに繋がっている前提で、クレジットカード番号とか入れて毎月いくらかの私的録音録画補償金を支払うことに合意すると、EPNモードに切り替わり、何世代でも自由に複製できるようになって、コンテンツの複製や再生の履歴を記録、ネット経由で送信される。各個人から毎月支払われた補償金は、この複製・再生履歴に基づいて、従前よりも正確に補償金を分配される、みたいな感じ。
私的録音録画補償金を利用者から代理徴収する機器メーカーなりポータルが利用者の課金情報を握るから、彼らはアカウントを利用して補償金だけでなくVoDやサブスクリプション・サービスを売ってもいい。毎月100円とかでテレビのコンテンツを何世代でも複製できるようになるんだったら僕は喜んで登録するし、そうやって補償金の規模が拡大し、しかもクリエイターへの分配が正確になるんだったら一石二鳥じゃないかな。