雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

魔法は優れた技術の追憶かも知れず

リアルな空間にタグをつけて撮影を妨げる様を想像して「それって何て結界」とか考える。コマンドって呪文だし、ストビューに対するタグによる結界とか、本当に意味のある「おまじない」が増えてくるのかな。もし昔の迷信が、実際そういった符号を解釈する系を持つ文明があった時代の名残だったとしたら。。。
過去の文明はともかく逆を考えたとき、例えば複雑なサプライチェーンに依存した現代のIT技術が、自然災害や戦争、石油枯渇で文明としては継承されず、けれども種としての人類が生き残ったときに、紙に印刷されたプログラミング言語の教科書とか、メインフレームやパソコンの残骸を発見した未来の文明は、過去の文明がコンピュータを持っていたという記憶を迷信と嗤い、宗教とか呪術の一種と解釈しても不思議ではない気もする。
AR技術を世に問うときも新しいジャーゴンを量産するよりは、魔法のメタファーをうまく活用した方が直感的で分かりやすいんじゃないかな。これまでもそうやって、難解で抽象的な技術概念をファンタジーのメタファーで直感的に説明してきたのだろう。さて、ストビュー除けのお札が売り出されるのは何時かな。

将来、すべての建物や道路、街路樹、さらには人間までもがAR空間の中でオブジェクト化されて、タグをつけられるようになれば、そのタグに「rel="nofollow"」や「User-agent: GoogleStreetView Disallow: /」と記述しておけば、ストビューから可視化されないですむようになるかもしれないからだ。