雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

ローゼン閣下は状況を甘受するのだろうか

仮に次の首相がローゼン閣下になれば、中国寄りだった福田首相よりは日米関係を重視するだろうし、確か一族で病院を経営していることもあって医療問題にも造詣が深いだろう。小泉首相と比べて、安倍、福田と良くいえば玄人受けする政策を丁寧に張った気もするが、世論はもっと空疎な劇場を求めているのだろうか。
この状況で引き受けてローゼン閣下にどれくらい組閣の自由があるか、まともな成果を出すだけの猶予期間が与えられているかは疑わしく、ともすれば中継ぎとか最期の総裁として消費されてしまうリスクも大きい。正直もっと大きな刺激が欲しいだけなら末期のライブドアと変わらんよね。諸々の意味で、そろそろ小泉改革の再評価とか手をつけるべきじゃなかろうか。
外野からは、派手に勝ち目のある戦いを落とし処を見据えてゴリ押しし、一定の成果を得たものの、大事な様々な伝統的価値を薙ぎ倒したようにみえる。その多くは既得権益として唾棄されるものであったとして、取り返しのつかない損失も諸々あるだろうし、それはそれで時代の転換期にあっては甘受すべき犠牲かも知れないが、ちゃんと総括されずにノスタルジーの対象となっていれば問題ではないか。