雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

漂流するリアル

物欲に負けてデジカメを新調した。CanonコンデジCMOSって初めてだし、1080/30PでHD動画を撮れて、レンズが35mm換算で28-560mmという諸元に興味を持った。設定で外せる訳じゃないんで推察だが、これくらいのレンズになると歪みがすごくて、デジタル補正してるんじゃないかな。だからRAW保存もないのかな、とか。しかしレンズに歪みがあっても補正してしまえばいいってのは、高倍率化や小型化で設計の自由度を大きく高めるんじゃないかな。

ネットへの書き込みじゃCMOS特有の歪みが問題になっているけど、あれって走査の問題だから、昔の撮像素子はどうだったんだろう。まあ確かに激しく動けば歪むんだけど、普通に使っていて不便は感じない。問題はむしろ、ちょっと動画を撮っていると、1回の旅行ですぐ10GB以上も使ってしまうことだ。どうもAVCHDよりも圧縮率が低いようで。
あとスチルカメラとしては暗所に弱い。この辺は、そういうものなのだと割り切る必要があるレベル。まだBDに焼くのが面倒とか課題を抱えているけれど、PCで扱う限りではむしろ楽。もう1〜2年すればデジカメとビデオカメラの垣根はなくなるんだろうし、色も輪郭も歪みもデジタルで補正されて、現実を撮っちゃいるんだけど、実は創られている的な側面が増すんだろうな。
ホントはタッチパネルとかネット接続とかGPS内蔵といった最近のデジカメのトレンドにも興味があるんだけど、まだどれも帯に短し襷に長し、あんまり便利じゃないみたいなので今回は見送った。次は富士写真フイルムが参考出展していた3Dデジカメが出てきたら買っちゃうかも。今年は3D映画がいっぱい公開されるようだけど、3Dはデザイン・ディスプレイ・圧縮方式とかデジカメの諸々に大きな影響を与える気がする。