雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

海の向こうの贅沢な話

ところで日本のComputer Scienceで最高の人材はどこを目指すんだろう.
いまもNTTやメーカーの中研? 米国じゃResearchでみるとベル研の時代がとうの昔に終わって,XEROX PARCとかを経て最近だとMSRが湯水のようにカネを使い,DevelopmentではGoogleとかが面白くなってる訳だが,日本じゃ,この手のドキドキするような新たな受け皿ってないよなー.
起業はしやすくなったけど,あまり技術者天国の会社ってないしなー.DARPAのようにいい技術に対して湯水のようにカネを落とす研究機関はないし,DARPAをモデルにつくったはずのIPAも,予算は小振りで研究のタームは短く,そこに大企業が群がるという構図だから,エッヂのきいたベンチャーが生まれる気配がない.未踏も頑張ってるけど如何せん小振りで,最近はマッタリしてきてるし.
仏つくって魂入れずというか.何が足りないんだろう.

Googleマイクロソフトと極めて似た、しかしマイクロソフト以上厳しくエリートを選別する人材戦略を取っていること、そしてその結果、「最高の人材はGoogleへ」がGoogleの「corporate identity」として定着しつつあり、マイクロソフトがその座から引き摺り下ろされつつあるゆえの焦燥感なのである。