授業&試験に向くコンピュータ言語
最近のPerlを巡るid:naoyaとかid:dankogaiのやりとりをみていると,大学の授業でPerlを使っていて,この手のトレンドを押さえている学生が何人かいようものなら,採点が非常に大変だろうな,とか余計なことを考えてしまった.
一昨年だか都の西北でOSの中身について教えていたのだが,不完全なC言語のプログラムを書き直すという課題を出し,いちおうC++も使っていいよということにしたら,未踏プロジェクトで何度も採択された学生が,全てを一からC++で書き直し,確かテンプレートだかを使ってフロー制御も非常にエレガントな回答を寄越してきたのだが,あまりに出題したコードとかけ離れているので,答案をみるなりぎょっとした.正しく動いたし,元のプログラムよりずっと綺麗だし,悩んだ末に満点を出したのであるが.
大学の授業というのは講義の準備もさることながら採点が非常に面倒で,さらに講師を試すような答案があると難儀だ.無論あまりに自由度がなくても,正しい答案をみて「コピペじゃないだろうな」と悩んでしまうのだけれども,"There's More Than One Way To Do It."って両刃の剣だよなー,と思うのである.一般的にPerlやC++よりも可読性の高いPythonやRubyだって"There's More Than One Way To Do It."なのであって,結局50歩100歩という気もするけれど.