雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

デジタル家電の自滅

だいたいデジタル家電は操作が複雑だし,不自由だし,陳腐化も早過ぎる.今年買ったテレビで,来年から始まる予定のNHKアーカイブスとかアクトビラのVoDをみれないってどうよ.つーか予定されているサービスを受けられない端末を平気でアクトビラ対応といって売るなよ.
テキスト系サービスはWiiがいちばん秀逸じゃないか,とかいいたいことはいろいろある訳だが.なし崩し的に不自由な地デジの世界からみんなが潮を引くようにいなくなったら,面白いだろうな.やっぱ双方向サービスはパソコンとゲームコンソールだろ,みたいな.下らないバラエティ番組はどうでもいいので,ニュースとドラマだけYoutube品質でダラ見できればいいや俺は.
結局のところテレビやHDレコーダってAVマニアを除いて商品のライフサイクルが長いのに,デジタル化に乗じてパソコン並に機能や操作性をころころ変えてしまったこと,しかもパソコンと違って旧モデルのバージョンアップにきっちり対応しなかったこと,コンテンツ業界に対して頭が上がらなかったこと,自己責任ではなくメーカーの責任が問われがちであることが,デジタル家電情報家電になれなかった敗因ではないか.
せっかく各社Linuxを使ってるんだから,GPLv3対応をかこつけて,昔のNECのHDレコーダみたいにファームウェアを入れ替え可能にして,コピーし放題のWinny対応に改造可能なテレビとかHDレコーダの非公式ファームウェア流通を黙認するとか,それくらい剛毅な対応をして欲しいな.それでB-CASカードの供給を受け続けられるかは疑問だが.

まずコピー9thが決定すれば、これによって引き起こされるのは壮大なハードウェアの買い控えである。そもそもアナログ停波というおどしをかけてもそれほど劇的な買い換えが進まない現状において、すでにその政策に従って買い換えた消費者のみが貧乏くじを引く結果を、消費者が簡単に受け入れるとは思えない。反論ではなく、黙って立ち去るのが日本の消費者である。