雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

マスコミ不況の先にあるもの

休日の夜9時台とか普段テレビみない訳だけれど、たまに雨天の休日ダラダラとテレビを見ていると、これどこの地方局みたいなCFが結構流れていて、あーテレビ局も大変なんだなあとか実感させられる訳だ。けれども鉄道の発達で移動範囲が広がって評判システムが機能しなくなりブランドの必要性を生じたことと相前後してマスメディアの隆盛があったとすれば、遠からず多品種少量生産ロングテール、レピュテーションと、再び泡宇宙的な製品と評判システムの時代がくるに従って、マス広告やマス広告を前提とした仕掛けが機能しなくなるだろうし、これからますます大変なんだろうなあ、と思うのである。けれども、個々の泡宇宙のアテンションよりはテレビのアテンションが引き続き巨大で、ネット側からみるとテレビのアテンションって理解不能なスケールだよねえ、けれどどう有効活用するんだろう、的な世界が続く。けれどテレビがコンテンツよりアテンションのマネタイズにフォーカスするほど、メディアとしてのテレビの死はますます前倒しになるのではないか。

しかし、誰が考えても、インターネットの影響や若い人たちテレビ離れ、HDD録画機で見て、広告をスキップして広告を見ないといったことなどによって、テレビの広告効果が落ちてきていると考えるのが自然で、スポンサーもより効果的なメディア・ミックスを求め始めているということもあるのかもしれません。