雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

支えあうキャリアの行方

これはとても重要な視点だ。制度を考えることで改善されるのは、放っておいてもどうにかなるひとのことではなく、放っておいたら割を食うひとのことだからだ。自己責任とか、自立を期待するというのは都合よい責任放棄だし思考停止ではないか。

もちろん、「自立」を促すことは大切だろう。ただ、実も蓋もない言い方だが、「自立」できる人は、たいていは放っておいても「自立したキャリア」を歩むのだ。もっと大切なのは、働く人と、働く場を提供する企業とが互いに「支えあうキャリア」をいかに充実させていくことのほうなのではないか。