雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

社会の学校化を駄目押ししようとする経済省?

これはどう捉えればいいのだろうか。細かい批判は報告書本文を読んでから書くとして、若年失業が労働市場の需給による問題であることを隠蔽し、無理矢理にでも雇用流動化を推し進めたい産業界に対して、お墨付きを与えることが産業競争力の強化に繋がると本気で考えているとしたら、おおよそ名前に経済と冠する役所の考えたこととは思えない。それとも経済省を自称する経済産業省の経済とは、日本経済とか経済学の経済ではなく、経済界の経済だったのだろうか。駄目押しで後ろに産業とついているから、きっとそうに違いない。まぁ厚生労働省が不甲斐ないだけという気もするけど。

 「周囲と協調して働けない」「指示がないと動かない」「すぐ辞める」。こんな困った若手社員対策に経済産業省が乗り出す。同省の「社会人基礎力に関する研究会」(座長・諏訪康雄法政大教授)が8日、報告書をまとめ、実行力や協調性など社会人の「基礎的能力」を育成するため、産業界と連携して大学での実践的なモデル授業を開発することを打ち出した。産業界の“悲鳴”に応え、異例の対策に動く。