雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

趣旨は分かるけど,これは悪魔の証明だね

崎山さんの主張の趣旨はよく分かったんだけど,関係がないことを客観的に明らかにするというのは悪魔の証明だから,なかなか難しいよね.やればできる何か具体的な方法ってあるのかな.
個人的には仮に彼が主張するように,彼の表現の内容について何ら教団から指示を受けていなかったとしても,表現者としての彼の自己統一性というかたちで,彼の信仰とその表現というのは結びついていないとはいえない気がする.但し,そういった自己同一性による間接的な結びつきがあったとしても,彼の表現は危険思想として排斥されるべきではなく,表現として独立して評価されてもいいのではないかな.
彼が意図して戦略的に教団のプロパガンダとして表現活動をされていたとしたらまた全然違う話だけど,この場合は戦略的に「無関係」と強弁し続けるしかないんだろうね.いずれにしても真実を明らかにすることは難しいし,何かを開示したから警戒を解けるという話ではない気がする.
個人的には,彼が「松永英明」名義を使い続ける限り,明らかになった過去とは今後も分かちがたく結びつくだろうし,それはプロパガンダをやろうとする上では大きなマイナスとなるだろう.だからペンネームを変えずに活動している限りは,その誠実さを信じてもよい気がする.ただ,経歴が明らかになったことで仕事を取ることが難しくなれば,仮に周囲を偽る気がなくてもペンネームを変えなくを得なくなる事態を危惧する.それは却って透明性を損なうことになるから.

彼は、今後も「松永英明」という名義でライターとして「事業」を行っていくということだから、彼は、彼の経歴を知った人々の警戒を解かなければならない。その場合に、「松永英明」名義の事業が過去、どれだけ教団と関係があり、あるいは無かったか、ということは、客観的に明らかにされなければ、人々は安心して彼の書いたものを手にとることはできないだろう。本人が「無関係」と強弁するだけでは足りない。