雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

埼玉県の防災ブログはどっちもどっち

この事案は総務省の研究会でも楽天がアピールしており激しく今更感が漂うのだけれども仕込み記事だろうか。例えば僕が勝手に楽天ブログで「○○県の防災情報」とかいうサイトを立ち上げたのと区別がつかなくても困るので、自治体はちゃんと独自ドメインでサイトを立ち上げるべきじゃないかな。とはいえ記事の趣旨としてブラックリストの管理って不透明だよね、という話はその通りだし、政党のマニフェストにせよ、自治体の防災情報にせよ、ブラックリストによる誤爆の問題をアピールするにはキャッチーではある。

防災情報もスポーツニュースも有害?――。有害サイトから子どもを守ろうと、携帯電話各社が始めた接続規制(フィルタリング)が、「過剰規制」の一面を見せ始めた。児童買春やいじめの舞台になるとして、掲示板やブログなどの機能を持つサイトを規制対象にしたところ、自治体の防災ブログまで閲覧できない状態に。「だれが有害か否かを判断するのか」をあいまいにしたまま規制したことが、混乱を増幅させている。

ところで先週ドコモのモバイル社会研究所が主催したシンポジウムのタイトルが「フィルタリングを求める社会とゾーニングの未来」で、僕の提案したガイドラインも取り上げられたようだ。フィルタリングを包含したコンセプトとしてのゾーニングが、少しずつ社会に定着しつつあることは素直に嬉しい。トラバいただいた川北さんのエントリは非常によくまとまっているので必見。これからも性急なフィルタリング原則化よりも、効果的な対策が諸々あることを辛抱強く主張していきたい。