雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

中国人暴行犯の逮捕は胡錦濤来日後という希望的観測

日本人を護れず中国人の狼藉を許すなんて本当に情けない。こういう不手際が警察への信頼を損ない、政権を不安定にして、不毛なナショナリズムを煽る。日本人、チベット人が逮捕されているならば、中国人暴行犯も逮捕されなければ理不尽だ。とはいえ中国人の暴徒化を避けたのは現実的な判断ではある。失態は事前に動員数を読み誤って警備計画を立てたことにあって、現地での警備方針を責めても詮無い。

中国人による暴行が事実上黙認されたことについて、警察関係筋は「聖火リレーを無事にゴールさせることに警備の主眼を置いたため、小競り合いを許してしまったことは否めない。中国人を刺激して暴徒化することだけは避けなければならなかった」と打ち明ける。警察官への暴行については「うわさはあるが、公傷を申請した警察官は1人もいない」(長野県警幹部)としている。

で、もう暴徒化する心配もないことだし、これからでも遅くないから長野での中国人暴行犯を捜査・逮捕すべきではないか。地政学的に不利な韓国でさえやっているのだし、ここで中国人だけ不問となれば、警察や中国人留学生に対して却って根深い不信感を残す。
或いは外交的配慮を考えると、胡錦濤の来日時に仁義を切って、帰国後みせしめ的に中国人留学生数名を逮捕・強制送還といった筋書きだろうか。いまさら暴行容疑での立件は難しくても、道交法違反で留学生動員の首謀者数名を立件することは難しくないはずだ。だとすれば儀式にしかならないが、最後まで頬かむりするよりはだいぶいい。それさえできないようなら、もはや日本は独立した主権国家とはいえまい。