日本のクラウド振興策をお題目で終わらせないために
今月の日経IT+PLUSでは電子政府クラウドを取り上げた。ブログで取り上げた時はちょっとした騒動になったし、自分も懇談会・検討会とか関わっているので気を遣うんだけれども、書いても大丈夫そうな範囲で、明確になっている論点出しくらいはしておこうかな、と。
政府のIT戦略としてクラウド・コンピューティングが脚光を浴びている。緊急経済対策の一環として総務省は電子行政クラウド(仮称「霞が関・自治体クラウド」)などの推進を打ち出し、海外のクラウド事業者が日本にサーバーを置くための環境整備についても検討を始めた。経済産業省も補正予算にグリーン・クラウドコンピューティングの整備費用を盛り込み、国内55社と共同でデータセンター技術の研究開発を進めると報じられた。