雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

竹槍でB29から進歩しない日本

兵庫大阪でみつかった豚フルが東京で流行っていないはずがない。なぜ「患者第一号は渡航者」って建前に拘って国民生活に打撃を与え、労力ほどの意味はない検疫ばかりに注力し続けるのか。員数主義で無駄に兵力を浪費した戦中と何も変わらないじゃないか。けど、こういう本当のことを医系技官が堂々と書けるようになったことは時代の進歩だ。大本営発表を垂れ流している新聞の不甲斐なさも浮き彫りになる。独自に医師を取材したり、それっぽい患者のPCR検査くらいやってみろよと。飲めば「あれは戒厳令の演習なんだよ」って話になるが、どこか「関東防空大演習を嗤ふ」的なコラムを書く気骨あるジャーナリストはいないのか。まあ、それが活字媒体の緩慢な自殺なんだろうな。南無。

国内の新型インフルエンザ対策の一番の功労者は、神戸の開業医の先生でしょう。
「何かおかしい、新型インフルエンザかも?」としてPCR検査を決めなければ、今頃まだ「検疫オンリー」「検疫は最強」の大本営発表が繰り返されていたことでしょう。
それにしても患者を見つけてから何の対策もとっていない日本政府の対応は無様です。なぜ学校閉鎖・隔離などの意味のない政策を続けるのか?
(略)
「今回は弱毒」で「うがい手洗いと規則正しい生活を励行」し、「熱が出てもむやみに病院に行かない」「咳をするときは口を押さえる」ことを徹底的に政府広告として流すのが先決でしょう。

医「いやいや、もう疑いが濃厚な人と診断したら、発熱外来に紹介してPCRなどをしていただきたいんですよ」
保「そういった場合でも、渡航歴などがない方はそのまま普通に治療してください」

追記: なんて記事書いてる最中に、東京でも患者が見つかっている。タイミング悪いな。

東京で初の新型インフル感染者 
東京で初の新型インフルエンザ感染者を確認と東京都。
2009/05/20 21:05【共同通信

都内の高校生が感染の疑い 
東京都は、八王子市の高校生について新型インフル感染の疑いがあるとして、詳細検査を実施。
2009/05/20 20:57【共同通信