雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

やっぱ独身税だろ

いや「子どもがいないときと同じような生活」って時間も大事なんだけど,可処分所得も重要では?
共働きで奥さんがすげー稼いでいたら別だろうけど,家庭を持った途端に僕の可処分所得は一桁は減ったからなぁ.かみさんに財布を握られて,昼飯代+αで小遣いがなくなるようになった.それでも何とかなってるのは原稿料・講演料といった特定財源が微妙にあったりとか,給与水準そのものが同世代の中では悪くないからだ.「ピンとこない」という独身諸君,うちのかみさんによると,妻子持ちの小遣いの平均は手取り月収の1割だってさ.どうだ,びっくりでしょう.大学時代のアルバイト代より少なくなるよな普通.
とゆー訳で,託児所が充実したところで子供を産むかというと微妙だぞ.だいたい,所得に対する女性の高望みで結婚までたどり着かないひとも多いだろうし,女性が育児と仕事を両立できるような会社は一握りの大企業だろうし,うまくいかないものはうまくいかない気がする.そもそも独身時代の生活が裕福すぎる点に課題があって,独身とかDINKSから年金を倍とか三倍くらい取り立ててればバランスが取れる気がするのだけど,どうだろう.なかなか試算が難しいけど,出生率がどう転んでも年金財政が成り立つような体系にすれば,先行き不安は減るし,結婚することによる生活の落差も小さくなるし,いまよりは出生率も高まるのではないだろうか.

要するに子どもがいても子どもがいないときと同じような生活ができるようにすればいいわけです。(略)要するにいつでも誰でも使える、便利で使い勝手のいい、安価な保育サービスがふんだんに供給されればいいわけです。