「プロ奴隷」に代わる用語として「アマ国士」はどうだろう
霞が関官僚日記: [政治][社会]「プロ奴隷」のすわりの悪さ
誰だこんな用語つくったのは.これは確かに座りが悪いし,語感がネガティブでよくない.それにひとことに右翼といっても,戦前から連綿と続くフィクサーの流れから,戦後の反共プロパガンダ,新右翼の反米愛国まで幅広く,何に対する奴隷なのか意味がわからない.まぁ2chでクダを巻くヘンテコな模擬右翼の中には,奴隷根性が透けてみえるような例もあるのかも知れないけど.
プロ市民の方は2chでの用例はともかく,語感は悪くないのだけれど.右翼について語感のいい表現って何だろう.国士という用語は座りが良いが,国士であること自体がプロである気がするし,稀に左翼でも,お国のことを考えているということで衆目一致すれば国士と呼ばれたような気が.
最近は右翼というコトバに手垢がついているのと,国粋主義者というのもピンとこないひともいるので,まず日本のことを考えているひとのことを私はナショナリストと呼ぶようにしているのだけれど,そうやって無意味にカタカナを使うことの空虚さというか,座りの悪さに悩むのである.
だから詰めの甘い心情的右翼をプチナショと呼ぶのは非常に座りがいいし,彼らを揶揄する上で無意味にカタカナを使うことは悪くない気もするが,プチナショでは語感がイマイチ「プロ市民」と揃わない.
2chでプロ市民というコトバを使う場合,ウヨとかサヨといった直接的用語を避けて婉曲的に揶揄する意図があるように思う.そういった用法で,世間的に認知されていない国粋主義者のことを揶揄したい場合,例えば「アマ国士」というのは如何.確かに国士という用語は稀に左翼に対しても用いられるけれども,それをいったら右翼だって納税者であり市民なのだから.
「君は自分のことを国士と勘違いしてるのかも知れないけど,誰も君のことなんか認めてないんだよ」ということで,それなりに「プロ市民」と似た皮肉や揶揄も込めてみた.国士(いまどきいるのか)に失礼という気もするし,やっぱプチナショしかないのかなぁ...