雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

学歴差別とわたし

僕は幸い学歴差別なるものを受けたことがない.というより学歴差別受けそうな世界を避けて生きてきた.今の会社も先輩からの忠告を受け入れて新卒では受けなかったし,大学の研究所に誘われたときも,院卒なら助手-助教授-教授というパスがあるのに,学歴がないと研究員-主任研究員-主幹研究員というパスしかないことに気づいて,経験や実績は学会ではなく実業界で積もうと決めた.
非ブランド大学の文系ヘタレ学生であったわたしに,大学が決まるなり色々なひとが仕事をくれたし,在学中に就職できたし,できちゃった結婚した時まだ学生だったけど勤続3年を超えていたので住宅ローンを組めたし,青学とか慶應の学生ばかり集まっていたベンチャーを手伝うときも,役所の研究会に名を連ねるときも,大学の非常勤講師を引き受けるときも,自分がブランド大学の学歴貴族ではないことが足枷とならなかったことに驚いている.
ただ僕の人生は獣道であってレールは敷かれていないし,自分が同じ年に生まれ変わったとしても,決して再現性はない気がする.たまたま僕をに色々と教えてくれたり機会を与えてくれる人に恵まれていただけだ.そして少ないながらも,自分の頭で考え,自分の言葉を話し,自分で人生を切り開く生き方をしている人々と出会い,背中をみることができた.
そういう生き方も世の中にはあって,その生き方のための信念とか戦略とかがみえてくると,もうちょっと人生が息苦しくなくなる気がするし,このブログのタイトルにある「雑種路線」というコトバには,そういう意味を込めている.