雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

警視庁から個別記事への削除要請はなかった模様

個別書き込みへの削除要請はなく協力依頼となった。しかし、具体的にどう年齢確認を厳格化するのだろうか。例えば身分証明書を写メで送るとか。オペレーターが目視で確認するとなると大変だ。せっかく携帯電話事業者の年齢確認義務を強化したのだから、昨年…

見え透いた嘘と次に控える波

EMAが27日、警視庁から大手携帯サイトに対して削除要請が行われたとする一部報道に対して「かかる事実は確認されませんでした」とするリリースを出した。しかし4月2日の読売夕刊に対して各紙が翌朝刊で後追いしたことから、警視庁生活安全部少年育成課を取材…

世襲の法的規制は不要だが 政治資金の継承には課税すべき

親と同じ職業を継ぐことが世襲と広めに定義すれば、金融SEだった親父の影響を受けてIT業界に身を投じた僕も世襲である。幼稚園の頃から家にパソコンがあったし、生まれて最初に与えられた定規は端が欠けたフローチャートを書くためのテンプレートだった。政…

Doblogが学ばなかったこと

長期的には皆死ぬように、どんなサービスもいつか終わる。会社ごと終わるときもあれば、採算に合わず事業から撤退することもある。だから企業が経営判断でコミュニティ・サービスから撤退すること自体は仕方がない。だがDoblogは今からでも遅くないから、グル…

出会い系規制でSNSを標的にする「ボタンの掛け違い」

日経IT+PLUSの連載、今回は出会い系サイト規制を取り上げました。当ブログでも断片的に問題提起してきましたが、全体の構図を改めて整理すると、なかなか根深い問題だということが分かります。それと新聞の警察リーク垂れ流し体質というか思考停止。ネットと…

来週金曜「インターネットが選挙を変える - Internet CHANGEs election」登壇

来週急遽出張が決まって成田から直行という過密日程ですが、来週金曜日にお茶の水のデジタルハリウッドで行われるネット選挙のイベントに登壇します。衆議院選を前に政治家ブログ界隈もヒートアップしており、どんな話が飛び出すか興味深いところです。 先日…

超ガラパゴス以前に押さえておくべき戦後IT技術史

どうせ政治的に大盤振る舞いする必要に迫られているんだから、ベストを尽くすしかないよね。答えを持っている訳じゃないけれども、大まかな戦後IT技術史に対する視座を踏まえた上で少しでも有効な使い道に頭を絞ってはどうか。これまでの政府が充分に合理的…

世界の綻びを愛でるまで

そういう奴ってロスジェネやその上にも結構いるから別にゆとり世代の問題じゃないよね。昔はまともだった先輩が挫折の末に気付くとそういうノッペリした世界感を育むようになったのをみるにつけ、ああこれは心性の初期値か自尊心を守るために必要な退行なの…

エンジニアの未来サミット 登壇

5月23日に行われる技術評論社のエンジニアの未来サミットに登壇が決まりました。20代半ばにしてエンジニアを降りた者として悩ましいお題ではありますが、人生には様々な選択肢があるということで。 第一部:おしえて!アルファギーク─エンジニアが幸せになる…

三男と宇宙

さきほど3歳になる三男を風呂に入れていた時の出来事。「ねえパパ、地球って転げやすい?」「うーん、いつも転がってないと朝が来ないんだよ。どうしてそう思ったの?」「だーって、こんなに大きいから」腕を上げて大きな丸をつくる。「どこでそんな話きいた…

ガラパゴス再考

あんまりガラパゴス・ガラパゴスと卑下していると、じきにエクアドルから外務省宛に抗議がないか心配だ。それに日本のICT業界が置かれている現状をガラパゴスに喩えるのはあまり正確ではない。日本のメーカーも以前から海外を意識しているし、その上で今の姿…

ぬか喜びかな mixiの出会い系コミュが概ね復旧している件

先週「出会い狩りの先にある世界」で取り上げたmixiの出会い系コミュニティ大量削除だが、改めて検索したところ概ね復旧しているように見える。0となっているサイトは数えるほどしか残っていない。ITMediaの記事にある画面キャプチャーでは「出会い」で検索…

子の安全について責任を持つのは親

そもそも3人乗り自転車は永らく使われていたところ、実は道路交通法で規制されていたのだと警察が「交通の方法に関する教則」を約30年ぶりに改定して禁止を明記したら、親の大反発を食って安全基準策定に転換した経緯があり、これは決して需要喚起のための規…

アジャイルな制度設計の可能性とか

衆議院議員の早川忠孝氏がブログで政治資金規正法の問題と絡めて議員立法の課題を指摘されており非常に興味深い。世論の注目が集まっている課題では検討に時間をかけられない上、法制局が起草とレビューの両方をやるのでチェックが甘くなりがち。あと法文の…

青少年とか健全って何?

法律で青少年の定義って何だっけと政府関係者に聞いたところ、一般に政府による青少年政策の対象は30歳までを指すと教えてくれた。けれども青少年総合対策推進法案はロスジェネ対策だから三十代半ばまで対象だし、青少年インターネット利用環境整備法は青少…

憲法上の判断に資するコミュニティサイト関連語彙 (案)

改正出会い系サイト規制法の施行規則や解釈基準は違憲の疑義を感じる。とはいえネットに親しんでいない裁判官や法律家は「コミュニティ」やら「オフ会」「ダイレクトコミュニケーション」といわれてもピンと来ず、マスコミ世論に流されてしまう懸念がある。…

不正アクセスが疑われる事案に対するサポート窓口の対応

被害者が不正アクセスを疑っている事案で、サポート窓口が「原因はわかりません」「調べようもありません」と回答するのは奇妙なことだ。だいたい「不正アクセスなどの痕跡はなく」の根拠が分からないし「当社からのIDやパスワードの流出はない」としてもヤ…

出会い狩りの先にある世界

mixiから出会い云々ってコミュが一斉に消えたとき、やり過ぎじゃないかと心配した。警視庁から削除要請があった段階で、コミュ運営者だけでなく利用者に経緯と利用規約の趣旨を説明し、充分に検討した上で対応を決めるべきだったのではないか。利用者に対し…