雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

議論よりは物語,論理ではなく共感,IT技術者なら資格や方法論より対話と即興かな

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2006/05/08メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 194回この商品を含むブログ (298件) を見るダニエル・ピンクといえばクリントン前大統…

MSがiPodの箱をデザインしたら。。。

Youtubeの動画を貼ってみるテスト 日本じゃここまで酷くない気もするけど.Best Buyとかいくと,こんなトーンの箱を確かによくみる気がしないでもないぞって貼れないのか.有料オプションでいいから貼れるようにしてくれ.仕方ないからリンク http://www.you…

競争一辺倒もNTT大同団結も過度に楽観的

要は竹中懇がNTT機能分離を提言するのに対し,読売新聞は国際競争力堅持の観点からNTTグループの大同団結を認めよ,と.米国がRBOC主導の地域独占に回帰していることは認めるが,彼らが日本市場を攻めにくるという話でもなし,昔と違って電話なんて地場のサ…

とかげのしっぽにも5分の魂

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060522dde041040018000c.html

で,推進会議での議論の中身はどうよ

http://www8.cao.go.jp/shoushi/suisin.html のようなので議事要旨を眺めてみる 肝心の5/15の会議は議事要旨がまだアップされていないようだ

少子化対策には子持ち/子なし若年層を呼べば

役所による少子化対策について,若者を馬鹿にしているとしか思えないピンボケな話ばかり聞こえてくる.少子化の原因が所得の二極化や雇用の流動化による晩婚・非婚化にあること,子育てにかかる絶対額よりも,子育てにかかる時間の機会費用や,厳しい勤務実…

『若者殺しの時代 (講談社現代新書)』とバブル世代

若者殺しの時代 (講談社現代新書)作者: 堀井憲一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/04/19メディア: 新書購入: 15人 クリック: 382回この商品を含むブログ (200件) を見るぼくはバブルを知らない.バブル経済のころ僕は私立中学を受験した.小学校の先生…

どっこい超並列処理は進化してまっせ

『電脳進化論―ギガ・テラ・ペタ』は僕も中学の頃に読んだ.Connection Machineとは懐かしいな.あーゆーセクシーなスパコンがなくなったことは残念でならないって,実物みたことはないんだけどね.弾さんはConnection Machineのようにぶっ飛んだアーキテクチ…

元なんちゃってITコンサルが考える経営コンサルの秘密主義

なんちゃってITコンサルしかやったことないんで経営コンサルのことはよく分からない.たまーに彼らのインタビューを受けたり,彼らが書いてると思しき提案書を眺めたり,そういった世界の用語で会話する人々の輪の中に入ることがない訳ではないが,あれってM…

今回のE3をひとことにまとめると。。。

E3の感想をあちこちのサイトで眺めたけど,結局のところ中島さんのひとことに尽きる.しかしコアゲーマーを追いかけてもビジネスとしてどうかな.技術革新が性能よりも操作性とかのところで生まれてくる流れは,iPodの流行とも通ずるものがある. Microsoft…

技術を何のために使うか

歯切れがいい.自信に裏打ちされてるなー。。。 こういう転換を迅速できるのは,プラットフォームだけでなくゲームやキャラも握る垂直統合モデルだからかな? 情報家電もプラットフォーム云々という話ではなくて,体験そのものを変えて新しい視聴行動を引き…

IPTVより楽しげなTV 2.0を構想してみる

どっかでIPマルチキャスト放送の定義を巡って盛り上がっていたが,みんな何故あんなに血眼になってるんだろう.結局のところテレビはどこまでいってもテレビじゃん.電波で送ればタダなんだから伝送路に高いカネを払う奴なんていないんじゃん.多チャンネル…

技術者を頭数で数える奴が報酬を弾むかな

弾さんがいうように,心をつかまれると報酬は抑えめになるって確かにあるよね.けど技術者を頭数で勘定する奴が「仕事に対する正当な評価」に基づいて報酬を払ってくれるとも思えず.心をつかまれつつ,ちゃんと価値を理解して,そこそこの報酬を払ってくれ…

悪魔本を読んだ

他人に勧めっぱなしというのも気分が悪いので,悪魔本を買って読んだ.ヨドバシのポイントで買うつもりだったのだが,ヨドバシ新宿店では赤い悪魔本しかなく,その後の予定がガイジンのアキバ案内だったものだからヨドバシ秋葉原店に行ったら,ヨドバシで本…

引き際の美学

SONYのような終身雇用の会社で,何十年もかけてリーダーへと上り詰めたひとが「俺もう旬を過ぎたし」ってすぐに身を引くだろうか.米国の経営者みたいに,旬が過ぎたなりに次のポストを探せばいい世界とは訳が違うのだ.持ち回りで2年や4年ごとに社長の替わ…

これは初耳

出来上がるバイナリのサイズを考えるとびっくり.単にGCCのC++コンパイラCコンパイラよりも考え込むようにできている,という話である気がしないでもない.そういえば昔KDEをビルドする時とか,ハングしたかと思うほどコンパイラが黙りこくってたし.OOoとか…

「企業は最も志の高いひとのものである」

会社は誰のものか (新潮新書)作者: 吉田望出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/06/16メディア: 新書 クリック: 14回この商品を含むブログ (27件) を見るこれは至言かも.「天をみて仕事をする」という言葉の背後にある日本的な職業倫理の伝統についても色々…

授業&試験に向くコンピュータ言語

最近のPerlを巡るid:naoyaとかid:dankogaiのやりとりをみていると,大学の授業でPerlを使っていて,この手のトレンドを押さえている学生が何人かいようものなら,採点が非常に大変だろうな,とか余計なことを考えてしまった.

OS研究が再び盛り上がる,かも知れない

けれどもここ数年,我が国でもOSASKやMonaやCooSといったOSが,フロムスクラッチで開発されたことをどう解釈したらいいんだろう,という問題にはたと気付いた.これはそろそろOS研究が再び脚光を浴びる胎動かも知れないね,と.

OSの内部構造を何故,どうやって勉強するか

デバドラとか組込系の仕事をしたいというのでない限り,いまどきOSについて詳しくても困ることはないんだけど,やはり基本的なことは知っておいた方がいい.*1とはいえ,ここ数年で学習環境が大幅に改善したとはいえ選択肢が増えすぎて,何から手をつけてい…

IT業界と水商売やマスコミとどう違うのか

水商売やマスコミは国内で頑張ってれば基本的に安泰だけど,ITって海外のソフトとかサービスにある日突然ゼグメントごと薙ぎ倒されてきた歴史があって,変化に対してナイーヴなんじゃないかな.

なぜIT技術者は妙に潔癖でも生き残れるのか

川俣さん文章引っ込めちゃったし.読みたかったのになー. 批判されるの慣れてないのかな... http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20060504173339

重層的な下請け構造と解雇規制との関係

はぢめてのぷろぐらみんぐ

気付いたら長男が保育園の年長になっていた.幼稚園の年長というと,ぼくがPC-6001のMicrosoft N-60 BASICで親父お手製のプログラムで足し算や引き算を覚えた頃で,テープレコーダからプログラムを読み込むために"load"とか"run"といった命令は覚えていたし…

IT業界に於ける人材戦略の背景・序

d:id:mkusunok:20060501:empの続き.なぜIT業界で技術者は使い捨てられがちなのだろうか.例えば自動車産業では今なお技術革新が進んでいるが,現代自動車をはじめとした韓国・中国から追い上げられつつも,今のところトヨタなど各社は終身雇用を堅持してい…

人間は機械ではない

モデル化のための単純化は必要だけど 個別従業員の労働生産性は絶対尺度で可視化できる 個別従業員の労働生産性は本人の能力に依存する 企業は労働生産性の高い従業員の雇用を維持しようとする というのは机上の空論だし,そういった仮定の上に組み立てた議…

昨日のエントリで書きたかったこと

あのエントリを書いた時点で問題意識は曖昧かつ矛盾に満ちていた.はてブで「長い」とか色々書かれたので,何を書きたかったのか整理してみた.

学歴差別とわたし

僕は幸い学歴差別なるものを受けたことがない.というより学歴差別を受けそうな世界を避けて生きてきた.今の会社も先輩からの忠告を受け入れて新卒では受けなかったし,大学の研究所に誘われたときも,院卒なら助手-助教授-教授というパスがあるのに,学歴…

解雇規制緩和で学歴差別は緩和されるか

福井氏の議論は机上の空論のところが多く頷きかねるのだが,解雇規制を緩和すれば学歴差別は減るという一点に限れば説得力がある.労務屋さんの意見に納得できないのは,解雇規制の緩和が企業行動の変容に繋がることを暗黙のうちに前提としている点だ.

お役人のセンス

へー,こんな規制あったんだ.知らなかった.なんか社会問題にカコつけて規制緩和というのは悪い話じゃないけど,本気で結婚相談所のCMを流せば少子化対策になると考えているのだとしたら,相当イタイのではないか.