2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
この意見には賛成。確か『日本のニート・世界のフリーター―欧米の経験に学ぶ (中公新書ラクレ)』でも、OECD諸国の具体例を挙げながら似たような説を唱えていた。ただ、職業倫理とか職能教育のこととかを考えると、単に労働基準法の要件を緩和すればいいとい…
本来は電気通信役務利用放送法ができた時点でかくあるべきだったんだけど、文化庁がゴネてIPTVが著作権法上の放送に含まれない件について、ようやく知財本部が動き出した。素晴らしいことだ。けど、次はIPマルチキャストだけでなく、オーバーレイ・マルチキ…
どうやって引用したんだろう。OCRか、それとも手打ちか。読者アンケートだと人気不人気の割合しか分からないので、トラバとかコメントとか欲しいし、できれば文章が電子的に引用可能であった方が面白いという考えはかねがね持っていたんだけれども、どうした…
違和感は分かる。署名記事で書いてるのも立派。この段階で検察リークで飛ばしまくりのマスコミにあって、冷静なコラムを書いてるのはすごい。それは認める。だけど、いまどき新聞記者に明日を語り、針路を説くことを期待してる奴なんているのか?昔は情報格…
id:mkusunok:20060129:techstrategyで触れた内容について少し掘り下げてみる。これは歴史の勉強をした後の感想のようなものに過ぎないので、今後もこの通りにやれば成功するという意味ではない。ただ、何をやってはいけないか、という参考にはなるだろう。ベ…
マスコミはホリエモンが上場後に変質したことを問題にしているけれども、僕はそこまでは彼は賢かったのだとおもう。企業買収や金融事業をマネーゲームと罵るのは易しいけれども、マネーゲームにシフトせざるを得ない経済的基礎条件を無視している。 そもそも…
梅田さんは「技術志向の経営」を、誰も持ち得ない「戦略技術」を通じた差別化を指向する経営と定義している。けれども、世の中にそうそう真似できないものなんかない。WindowsとOffice、Googleの検索エンジン、AppleのiPodだって、そう真似の難しいものでは…
技術戦略とかMOTというのはよく分からない虚しい言葉だ。問題はこの軍拡戦争がどこまで拡大するのかで、InktomiやOvertureをYahooが買ったあたりから視界がおかしくなってGoogleの虚像が大きくみえ始めて、Googleが上場してBallmerが「検索だー」と吼えたり…
飯田さんのblogを読んでいたら勉強になった。で、タラバガニの蟹味噌と他の蟹の蟹味噌が違う内臓なのかを調べてみると、どちらも中腸腺という内臓だけど、タラバガニの蟹味噌は茹でると溶け出してしまうので、普通は先に抜いておくものらしい。しかるに件の…
この日は意識がなくなるほど飲んでいて気づかなかった。確かにこの日は某誌の記者と2人で飲んでいたのだけれども、二人酔人と書かれているのは何かの符合だろうか。それともいつもハッカー君と書生さんばかり語るから、そういう連載にみえているのだろうか。…
いや実にDanさんのおっしゃる通りでありまして、本当の即戦力はジェネラリストなんですよね。けど、企業でジェネラリストと呼ばれるひとの多くは、実際のところ、その企業のオペレーションとか人間関係とかに長けているだけで、即戦力としてのジェネラリスト…
GPL3がDRMを禁じる規定について、八田さんも懸念しているようだ。一瞬Embedded LinuxでHDレコーダや音楽プレーヤを構築しているメーカーが困るのではないかと気になったけれども、LinusがLinuxはGPL3を採用しない、と表明したことで安堵しているのではないか…
組織が内部で行う「教育」は、あくまで「習熟」レベルに留めるべきだと私は考えている。それ以上の「教育」は、人それぞれが行い、その成果は人それぞれがプールするべきなのだ。過剰な「教育」投資は、いざその人が組織から離れるに当ってはその人から見て…
マオ―誰も知らなかった毛沢東 上作者: ユンチアン,J・ハリデイ,土屋京子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11/17メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 51回この商品を含むブログ (106件) を見るワイルド・スワン〈上〉 (講談社文庫)も良かったけど、これ…
珍しく池田さんからトラバがきているので何かなとおもったら、僕の参照していた情報通信省のエントリについて、OECD諸国の中で日本と同様に放送規制を独立行政委員会で行っていない国は、韓国ではなくトルコとポーランドだったそうです。とりあえず池田さん…
「即戦力」の使い勝手が悪いというのは、その通りなんだろう。彼らは自分の市場価値を理解しているから、労力に見合った賃金を払わない会社や、そこにいると自分の価値が目減りするような経験しかさせてくれない会社からは逃げてしまう。そういうものだ。 結…
世のFPたちが子育てにかかる諸々の費用について過度に不安を煽るのも如何なものかと思うけど、清水さんが主張するように啓蒙すれば流れは変わるって、それはそれで子供を産まないのは蒙昧だからなのか、或いは簡単なデマゴーグに騙されるといっているに等し…
尊敬するshi3z社長からトラバをいただいた。いや全く同感である。学歴社会なんて終わってるし、変えなきゃいけないのはみんなの意識なんだ。 ことキャリアプランとか人生設計とかそういう話になると、やたらとコンサバな推計ばかり出てきて辟易するし、僕は…
なんか与党の少子化対策として議論が上がってるようだけど。いやこれで出生率が上がったとしても、それで産まれてくる子供が不幸だ。たかだか子供が産まれるときにもらえるのが30万か50〜60万かで産むか産まないか考えの変わるような層が、ちゃんと子供を育…
まだ消化し切れていないけど、とりあえず引用 なぜ行動できないのか。この本は、知識を持つ人はたくさんいるが、行動からしか得られない本当の知識を持つ人は少ないという。優れた企業では平凡な人たちがすばらしい成果を上げている。これは、彼らが行動を通…
池田さんも情報通信省構想には反対らしい。けど、OECD諸国で通信放送規制を独立組織で規制していないのが日韓しかないとは知らなかったのでリンク。 たしかに、今の「勢い」のある小泉政権なら、「情報通信省」ぐらいはできるかもしれない。しかし、これは間…
確かにコミュニケーション・スキルとか人間力という言葉が英語やパソコンのように強迫観念を駆り立てるコトバとして流行るのは如何なものか、という気はする。けれども大学1年の頃から個人でコンサルティングや受託調査をしていた僕としては「会社の役員をは…
これはとても重要な視点だ。制度を考えることで改善されるのは、放っておいてもどうにかなるひとのことではなく、放っておいたら割を食うひとのことだからだ。自己責任とか、自立を期待するというのは都合よい責任放棄だし思考停止ではないか。 もちろん、「…
日本の教育は明治以来、近代化に成功してきたけれども、情報化には乗り遅れているかにみえる。近代社会では生産力となる画一的な労働力を生むことが重要だったけれども、情報社会では創造性を育む多様性が必要だ。子供には伸びる自由がある。教育指導要領な…
日本のITサービス産業がこのところ鳴かず飛ばずなのは、新しい事業モデルを生めないからである。けれどもこれは大手ITベンダのせいではない。IBMだってマイクロソフトになれなかったし、マイクロソフトだってグーグルを後追いしているのだから。 鉄鋼や自動…
さはさりながら時代の流れに沿って組織体系を見直すのは悪い話ではない。情報政策に関わる組織再編の起点を「通信と放送の融合」に置き、ガバナンスの観点から、どのような組織再編が望ましいか考えてみた。振興と規制を同じ組織でやるのはガバナンスの観点…
情報通信省構想が再燃している。似たようなことをやっている部門を統合するのは時宜を得ているけれども、これだけIT活用が進むとITで完結する政策課題は少なく、仮に情報通信省をつくったところで複数の省庁をまたがる案件が多いので、複数の省庁で共管とな…
Vas Vegasで行われているCESに行ってきた。我が国でも政局と絡みつつ通信・放送融合の議論が進んでいるけれども、今年のCESはGoogleやYahooが基調講演を行い出展するなど、これまでパソコンに閉じていたネット企業が家電や携帯電話に食指を伸ばしつつあるこ…
アポやメールや案件の棚さらしはやめよう ひとりで飲み歩くのはやめよう (もうだいぶ減らしたけど) 専門でない分野について原稿や講演を引き受けるのはやめよう 焦るのはやめて、ひとつひとつ目の前にあることについて結果を出そう outcomeの不明確なdogfood…