雑種路線でいこう

ぼちぼち再開しようか

2007-01-01から1年間の記事一覧

久々にモニタを購入

在庫処分でローエンド・サーバーの出物を安く入手できそうなのだが,考えてみると転職時に買った5年前のナナオのFlexscan F676はちょっと前に壊れていてモニタがない.いい価格のものを買ってもどうせ4年足らずで壊れるのであればということで,BenQのFP94VW…

政策立案機能を行政府から立法府へ

昨日は政策関連のシンポジウムのあと懇親会へ.渋めの話題なのに非常に活況を呈していた.片隅では民主党が参議院選で躍進する前提で,衆参ねじれると重要法案が軒並みストップするのかなあという話で盛り上がる.つらつらと話しながら日本は小選挙区制の導…

それぞれの似たような人生

東野圭吾が不倫を描くとこうなるのか,結構リアリティはあった.しかし本人にとって劇的なドラマが,引いた視点でみると月並みというのは,どういうことなんだろうか.歴史から学ばずに過ちを繰り返してしまうのだろうか.何というかきっと,落ち着くかたち…

製造業の賃金水準と政治責任

コクサイキョウソウリョクって日本人の若者をコキ使って稼いだカネで米国に工場をいっぱい立てて、向こうの労働者には倍の給料を払うことでしたっけ。少し違わないですか。とかいうと、あれは政治が決めてるんじゃなくて為替水準とか市場で決まってるんだか…

ガラパゴスの祝宴

CDで700万枚なんて記録はどこにもない訳で,デジタルコンテンツ配信の利便性や価格設定によっては,コンテンツ市場って広がるんだよという証左ではないか.宇多田ってiTMSでもDRMなしの楽曲を買えるし,いい感じ. 宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」が、PC向…

デジタル家電の自滅

だいたいデジタル家電は操作が複雑だし,不自由だし,陳腐化も早過ぎる.今年買ったテレビで,来年から始まる予定のNHKアーカイブスとかアクトビラのVoDをみれないってどうよ.つーか予定されているサービスを受けられない端末を平気でアクトビラ対応といっ…

何があったんだろう

議論を始めて10年以上も経っているIPv6を次世代といっていいのかもさることながら,IPv4まで次世代と持ち上げられているところに議論の混乱を感じる.誰か質疑応答とかで記者を混乱させてしまったんだろうか.6年ほど前,IPv4アドレスが枯渇する頃にはIP自体…

自己選択や天職という幻想

僕も今年30になった。いまは何とかなるが次第に転職が難しくなってくる年頃である。20代のうちは諸々手を伸ばしていても、器用だね、優秀だね、といわれるが、段々と「このままじゃ便利に使われちゃうぞ」とか「器用貧乏に終わっていいのか」「君の専門性っ…

意外と裾野の広いウィキノミクス

『フラット化する世界』は月並みだったが,本書は意外とバランスが取れていて驚いた.オープンソースとかマッシュアップの話ばかりでなく,イノベーションの民主化,例えば製薬業界に於ける遺伝子情報の共有とか,ボーイング787に於けるモジュール化とか,設…

原発あれこれ

原発の告発記事がはてブ上位に上がり,すぐにその反論記事も上位に上がるというのは,なかなかピア・プロダクションっぽくていいね.まぁ反論は充分に説得的だけれども,これら全て受け入れたとしても,やっぱり原発って危ないじゃんとは思う訳で.特にヒト…

選挙2.0と“みのポリティクス”の行方

『Software Design』2007年8月号(7/18発売)掲載分をアップしました. http://d.hatena.ne.jp/software_design/20070711 連載を始めて,かれこれ40回にもなるんですね.もともと高校生の頃だったか岩谷宏さんの連載『文化後進国への挑戦』を読んで,いずれ…

厚生労働省のJRE問題について

そしたら保守料を取れないじゃん,という問題なのだろうか.ソースを1行書き換えて動作チェックをして,そのたびに改修費用を取れたらボロ儲けとか,んな訳ないか.どっちにしても,これからJRE 1.4.2の仕様がドラスティックに変わる可能性は低い訳で,何故…

意識と使命

まあ,そういうものなのだろうな.分からないものを分からないまま宙吊りにできるのって知性だよね.それに耐えられないヒトもいるから付け込むカルトとかもある訳で.ちゃんとした宗教は,そういうヒトの弱さに付け込まずに,距離の取り方とか悩み方を教え…

確かに学歴差別ってなくなったね

英語ができずに中学留年,高校中退,大検取得,一浪してそれくらいの大学に入学した僕は,まあ知的職業としては使い物にならんのかな.何というか付き合う前から結婚を前提にとかまず考えないけど,だったら初デートで連れ込んでもいいんだろうか.「低学歴…

Youtubeと地上波が逆転した日

Winnyが指弾された時,P2Pから新しいインディーズ歌手が台頭すれば偏見が払拭されるのではないかと期待した.けどそうはならなかった.一方でネット動画は思ったより早くジャーナリズムとして定着しそうだ.

Rhythm of Life

お世話になっている先生から大学院に行くことを勧められて悩んでいる. この10年近く仕事ばかりしていて,何かこう情況に振り回されている中で思考のフレームが規定されかかっているのが怖い.本を読んだり人と会ったりしても,それは結局のところ気晴らしで…

どうして悩むのかな

これまで不満を原動力に,どう自分の声を大きくするかを考えてきた訳だが,どうも声が大きくなったから,より不満の少ない社会に持って行けるかというと,どうもそうでもなさげだということに気づいて,そういう方向性の努力とか自分の成長に達成感を持てな…

「温暖化防止コーラ」を笑えない

これってコーラを天日干しした時に二酸化炭素が大気中に出ているから意味ないよね,とかマジレスしても仕方ないのだろうが.

大衆としてのネットイナゴ

竹田陽子先生の絶賛していた『哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 (叢書「世界認識の最前線」)』を探して紀伊国屋をウロウロしていたら,リップマンの本がいまさら翻訳されているのをみつけて手に取った.彼の『輿論』*1は予備校時代に読んで感銘を受…

ていうかコモンローってLL?

きのうは神田の串揚げ屋で,エンジニア相手に著作権法制談義. 「なぜGoogleやYoutubeを日本でやろうとすると著作権法に引っかかるのに,米国では大丈夫なんでしょう.別に中国のような海賊版天国でもないのに」 「やっぱフェアユースとセーフハーバーが大き…

社保庁は廃止し職員は国税庁へ

あれ,社保庁って解体するんじゃなかったっけ?まあどうせ,年金なんて大して貰えないと端から諦めてる.だから子沢山という訳ではないが.

デジタルへの誤解

いや別にデジタル=双方向じゃないんだけどな.つーか誰かBML使ってる?まあ,週刊ダイヤモンドの特集記事は久々にヒットだったけどね.何というか,テレビは不滅だとおもうよ.ラジオと同じくらいに.2011年アナログ停波はないだろうけど,それってVHF帯の…

運動を遠く離れて

今晩のLife聞きたいけど,こんな時間起きてないよ.ネット中継もいいけどpodcastしてくんないかな.(追記: 楽曲部分を除いてpodcast配信されているとのこと.見落としてました)僕はずっと運動に憧れながら結局のところ何の運動にもコミットできなかった.今…

技術者不足説にみる員数主義

最近あちこちの記事で,組み込みプログラマが9万人も不足しているという話が引用されている.どうもこの辺がネタ元っぽいのだが,サイトが落ちているのかpdfをダウンロードできない. プログラマの需要なんて開発環境の生産性や,事業者の統廃合でいくらでも…

ありふれた人生

原稿がさっぱり進まないので現実逃避.いま『ビジョナリー・ピープル』を読んでいて,何というか,お題目を唱えなくたって,やりたいことを自分は既に習慣としてやっているんだろうなとかいうことを考え,じゃあ自分は何をやりたいんだろう,とか振り返って…

紺屋の白袴は本当か

@ITに情報サービス産業の現状を把握する上で秀逸な記事が出ていた.生々しい数字が山ほど載っているので,ぜひ元記事を読んで欲しい.この記事では情報サービス産業の利益率が低く資本が薄いことこそ人材やITへの投資が少ない理由と分析しているが,それは違…

情報産業の常民文化

大学はあまり通っていなかったので心に残る講義などなかったが,心残りがあるとすれば網野善彦氏の授業を取らなかったことである.僕が学部1〜2年の頃はまだ網野氏が教鞭を取っていた.僕が網野氏のことを知ったのはネットバブルの最中,若いSFC出の映画監督…

いつかきた道: ソフト部品の共通化はなぜ難しいのか

報告書が公表される前に論評するにはリスクがあるのだが,政府が音頭を取って協議会をつくり,ソフトウェア部品を共通化しようという話があるらしい.これって20年近く前に頓挫したシグマプロジェクトそっくりじゃない? 経済産業省は、携帯電話に組み込んだ…

三十而惑

自分がこれから何をやって生きていくべきか正直すごく悩む. 5年前に国内ネットベンチャーから外資系ソフト会社に転職するときは結構はっきりしていた.役所に予算をつけてもらうためにポンチ絵を描くよりは,邪魔しないでくれと喧嘩する方が道理を通せる気…

案ずるより居るが易し

自分もそのうち小説とか書いてみたいとか思って準備をしているんで,微妙に引っかかった問答. 彼女の投稿をみて謎なのは,どう考えても小説家になることの方が正社員でいることより狭き門だと思うのだが,ということだ.僕だって大学生の頃,新聞記者になり…